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何か熱中できるコト、モノ、場所(シリーズその10)

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 前回も、書きたいことをまったくといっていいほど進めることができず...

 仕事から離れましょう、生産性を高めて、仕事以外の有益な時間を確保しましょう。その時間でさらに自分も高めましょう、みたいなことを書きたいのに...

 前回は仕事から離れるためにはどうしたらよいか、の方法論に拘泥してしまいました。

 IT業界はあまりにも仕事から離れられない方が多いので、そこをどうするかにずっと囚われ続けているのですが、本当に大事なのはそこから先なのです。

 はっきりいってしまえばどうやって仕事から離れるかなんて大した話じゃないんです。

 なぜなら方法論は完璧に出そろっているから。そしてそれをやればいいだけの話だから。

 それをやらない方は、実は、自らやらないという選択をしているんです。

 特に我々の世代(いわゆるアラフォー~アラフィフ)なぞはとっくに、1日24時間という限られた時間を最大限に効率的に使って、いかに人生満足度を高め、さらにどうやって仕事の生産性も高止まりのままキープすべきか?という、もっとレベルの高い悩み(悩ましいけど、楽しい)に直面すべきなのです。

 でもいまだに、いい歳して「助けてドラえも~ん」的な方が多いような気がして...

 つまり、長時間労働の泥沼から抜けられないよ~誰か手を差し伸べてボクを引き上げてくれよ~ みたいなマインドの方が多くて、なんだか最近とみに驚いているのです。

 さて「ファースト・プレイス」の話ふたたび。

 仕事の生産性を上げて時間ができたら、何か熱中できるコト、モノ、場所に資源(カネと時間、そして「熱情」)を投入してレバレッジをかけます。

 ちなみにその「何か熱中できるコト、モノ、場所」(以下便宜上「ファースト・プレイス」と称す)というのは、「基本的に」なんでもいいんです。

 きわめて一般常識的な範囲で、人に迷惑をかけないとか、犯罪行為や反社会的行為でないとか、そういう制約はあります。

 カネは...ちょっとかかるのは、しょうがないですね(苦笑)。

 それにより、配偶者に軽く迷惑をかけるかもしれないけど...(ご家庭をお持ちの方は)、なんとか目をつむってもらいましょう。

 家が本当に傾いちゃうのはダメですけど...微妙に傾くぐらいは投資する必要があると思います。

 そのぐらいじゃないと、ホンキじゃないから。

 なにせ「ファースト・プレイス」なのですから、仕事よりも、家庭よりも、優先されるべきなのです。

 ところで、ファースト・プレイスが見つかったら(見つかってしまったら)「レバレッジをかける」が先でもいいんです。

 つまり、まだ仕事が忙しいとき(イコール生産性が低いということ)、カネがないときに、先行して、借金するなどしてファースト・プレイスに資源を投入してしまう。

 もちろん時間も捧げる。仕事が忙しいわけですから、当然睡眠時間を削ります。

 これは結婚と同じじゃないでしょうか?(笑)

 カネと地位が整ってから結婚を考える方もいるでしょうが、ふつう、相手って突然見つかってしまうものじゃないでしょうかね(苦笑)。

 あれ?もしかして運命の人?と思ってしまったら、即レバレッジかけるでしょう。カネがなくとも、何がなくとも(笑)。

 レバレッジを先にかけるというのは、一見リスキーなようにみえますがそうでもないんです。

 ファースト・プレイスが人生のどの時期に見つかるかが人によって違うだけの話であって、見つけちゃったらレバレッジをかけちゃうべきなんですよ。

 つまり...レバレッジをかけないほうがリスキーたりうるということ。

 我々は、これまでの人生において、何か大事なモノ、コトに出会ったにもかかわらず放置プレイしちゃった(レバレッジをかけなかった)ことが、何回かあったはずなんです。

 で、放置プレイしちゃったということは何も起こらなかったはずで、一見成功も失敗もないようにみえますが、これは実は大きな失敗なんですよね。

 我々は、我々自身も周りも気づいていませんが、失敗を積み重ねて今に至っています。

 まぁでも...

 放置じゃなくて積極的にレバレッジをかけにいっての失敗(のようにみえる)はありますけどね(爆)。

 まず、ファースト・プレイス(にみえるもの)がホンモノかどうかっていう見極めが必要なわけです。

 見極めるためにはレバレッジをかけてみないと、わからないんです。

 なんか、出会っちゃったも?というそれが、ある程度レバレッジをかけてやっと偽物だってことに気づくこともある。

 その行為は周りからみると、ある程度時間もカネもロスしちゃってるわけでわかりやすい「失敗」にみえるのですが(もっとはっきり言うと「愚か」にみえる)、実は失敗ではないんです。

 それはただの過程にすぎません。本当のファースト・プレイスに出会うために必要なプロセスなわけです。

 カネもないのに時間もないのに、ファースト・プレイスにレバレッジかけてしまうと、とにかく最初は周りとの関係性がぎくしゃくしがちです。

 一時的に仕事の生産性も下がりますし。家庭やプライベートでも良い影響がでません。

 その段階を、乗り越えられるか。そしてファースト・プレイスを信じ切れるか。

 でもね、だんだんぎくしゃくはなくなっていくものなんですよ。不思議とね。

 信じ切って、ソレに邁進していれば。

 なぜなら、邁進している本人がキラキラしてくるからです。

 出過ぎた杭は打たれない、ってなもんで。「まあしょうがないか」というムードに、なっていくのです。

 ということは、ファースト・プレイスに熱中することで周囲との軋轢が弱まるどころかますます強まるようであれば、何か間違っているかもしれないですね。

 ファーストではないのかもしれません。

 信じ切った対象そのものが間違っているのか、あるいはアプローチが間違っているのか...

 それは本人にしかわかりません。

 でも、軋轢が強まっているということは間違いなく「イタい人」と化しているわけですから、何かしらの軌道修正は必要になってきます。

 いったん切ります。

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