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「小損を取る」 序章

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 ここ何回か、「時給」をテーマにした話と「頑張ろう40代」と、ふたつのテーマで並行して投稿しているのですが、実は、以前から書いてみたいテーマがあったのです。

 そもそもいちばん最初は、読んでくださっているみなさんに役に立つという観点でいわゆる「成功法則」的なことを書いてみようかと考えてみたのです。(自分の中での整理の意味も含め)

 が!「そんなエラそうなことを書いているオマエは成功してんのかよ」と速攻ツッコミを受けそうでコワい(嗤

 まぁでも、「成功」をどう定義するか、だと思うのです。私のような不完全な、人間的にやや問題のある(苦笑)人間が、このIT業界というマカフシギな?業界に迷い込んでからおよそ20年、パージされることもなく、路頭に迷うこともなく、家庭もなんとか円満で子供たちもすくすくと育っているというこの状況。これが「成功」でなくていったい何なのだ?と思ったりもします。

♯というかケッコンできたこと自体が奇跡か

 しかも今の私はかつてのインフラSEの「激務」からは遠くはなれ…(遠い目)適度な仕事量でやらせていただいています。

 「適度な仕事量」とは… 仕事をいただけてありがたい、と相手に感謝できるぐらいです。ボリュームが少ないわけでもなく。

 これが激務になり、さらに人間関係のストレスがたまってくると、ありがたいなんて思える余裕はなくなってきますからね。それに見合う金額をもらえていないのであればなおさらです。

 ま、今でも深夜のトラブルコールはありますが(笑)… 

 今の私めは「適度な仕事量」にふさわしい、多くもなく少なくもなく、それなりの(苦笑)お金をいただいております。ちなみに我が家の暮しはとても質素です(爆。

 また、適度な仕事「量」とともに、今私めがいただいている仕事というのは自分の身の丈にあっている、といいますか、正確にいうと少し背伸びした状態の仕事のレベルであると感じておりまして、とても良い状態かと思います。

 スキル的に無茶な仕事をアサインされているわけでもないし、誰でもできそうな仕事でもない。私のスキルレベルに加えて「個性」を活かせるお仕事をさせていただいていると思っています。

 しかもこの絶妙な仕事のペースを、ある程度長く続けることができているという… これは成功どころか「奇跡」と呼んでも過言ではないです。

 まぁ奇跡を呼び起こすためには、祈ってるだけじゃダメでして… お客さんにまた声をかけてもらうために、仕事の品質は高止まりで維持しなければなりませんし(大前提)、諸々の営業活動も必要です。後者は、楽しくやっていますw

 かつての激務から「卒業」できたおかげで、健康について考える時間も増え、かつ健康法を実践し、インフラSE時代とはくらべものにならないぐらいの健康体をキープしています。お腹も引っ込みましたしね(笑)。

 激務から卒業できていなかったら、一度は入院していたでしょうね… あとは離婚してたかも…(怖っ

 同世代のエンジニアの方と比較して健康体を維持しているという意味でも「成功」といってよいのでしょう。この歳になってくると健康というのはホント、大事ですからね…

 ところで、他力で激務から卒業したわけではなく、時間が解決して自然に今のポジションに落ち着いたわけでもなく、自分で少しずつビジネス・ライフを変えてきたのです。その結果として今があります。

 その過程においては確かに、胃の痛くなるような状況が多々ありました、が、今となってはいい思い出ですね。

 私と同世代で、20代後半からの「激務」のペースをまったく変えずに、バリバリの人もいます。それはそれで、素晴らしいことだと思います。ぜひ、この連載の最初のほうのトピックを再読いただきまして(笑)、健康にご留意いただきたいと思います。

♯じゃないと早死にしますよ…

 結局、人それぞれなのでしょうね。私はどちらかというと、エッジの利いた人生よりも「ほんわか」した人生を志向するようになりました。ので、人生をそのように意図的に修正してきました。

 一般的なエンジニアですとやはり成功の尺度とは、金銭面やステイタスよりもやりたい仕事をできているかどうか、なのでしょうね。

 ということで、私の今の「中流レベル」であり続けるためにどうするか(下がりもせず、上がりもせず)、というネタであればかなりブレイクダウンして、Todoまで落として書けそうですけども(そしてかなり汎用的にお役に立てるという自信もあるのですが)、派手さがないんですね…

 なぜ派手さがないかというと、やっぱり、詰まるところ良質な生活習慣の継続なのですよね。一発で効く劇薬なぞないのです。これは、健康について書いていたときも述べてきたことです。

 で、やっと本題…

 タイトルに書いた「小損を取る」ですが、これが私にとっての重要な「成功法則」のひとつなのかな、と。ここ数年強く思うようになりました。

 繰り返しになりますが私の考える「成功」とは「中流であり続けること」なので、「大金持ちでウハウハ」とか「起業して時代の寵児となりマスメディアからチヤホヤ」とかそういうふうな「成功」を目指したい方にはまったく合わないと思います。

 そういう方向けの「成功法則」は巷にいくらでも出回っていそうです。そしてそういう成功をするためには「小損」どころかかなりのリスクをとっていかないとダメです。なぜなら、求めているものが「ハイ・リターン」なわけですから「ハイ・リスク」でないと当然釣り合いません。

 私の考える「小損を取る」は、一言でいえば「ノーリスク・スーパーローリターン」でしょうかね(笑)。

 派手さはないですし効果が出てるかどうかもわからないというシロモノですが、確実にいえるのは自分が、「少しだけ」すがすがしい気分になれます。(徐々に、ですが…最初は不快感をともなうかもしれませんが、いずれ必ず「転換」があります)

 ほとんどの技術系の方が、将来の不安をお持ちかと思いますし、もちろん私もなくはないですが、この「小損を取る」という習慣を続けていくことができれば、自分は大丈夫なのではないか、とけっこう楽観的です。

 過去20年それなりに「奇跡的に」うまくいってきて、今後20年、うまくいくとは限りませんが、「うまくいくとは限らない」ということはうまくいくかもしれないのです。「五分五分」を、できれば六分四分、とそこまでは望まないのでせめて52対48ぐらいになるよう、日々の少しの努力を続けています。

 ふりかえれば、ずーーっと続けていますね。

 ですので、仕事を頑張るのは大大・大前提なのですが、仕事から離れたところでの日々の努力は必ず続けている必要がありそうですね。それぞれが思い描く「成功」のためには。

 毎日、ほんの少しでいいのです。

 では次回から具体論に入ろうと思います。

 

 

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