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健康について第29回 薬と書いてヤクと読む(?)(医療制度との距離感その4)

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 お世話になります。龍澤と申します。

 前回、「病院に薬だけもらいにいく、ということをしている方が、特にお年寄りに多いです。本当は、やめたほうがいいのだろうと思います」と書き出して、そこからどんどん話が脱線してしまいました。(それはそれで、よかったのですが)今回は脱線せず、もう少し話をふくらませてゆきたいと思います。

 若い人であれば、「病院に薬だけもらいにいく」はゼッタイにやめたほうがよいですし(そんな方は少ないのかもしれませんが)、薬局で買ったものも含め、薬を常用するのはやめるべきです(ただしサプリメントについては、玉石混交なので態度を保留しておきます)。

 若い人だけでなく、私の同世代(いわゆる「アラフォー」?)はもちろん、おおよそ「『お年寄り』と呼ばれない世代」の方々は皆、やめたほうがよいです。

 「お年寄り」未満の世代で、現在ふつうに働いている人たちが継続的に同じ薬を飲んでいること自体が異常だといえます。

 誤解のないように補足しておきますが、今現在、働けないぐらいの重病であるという診断をくだされている方や、過去にかなりの重病にかかり、現在も完治しておらず投薬で様子見をしているような場合は別です。

 病院は保険がきくから、結果的に薬局で買うより薬が安くなるので、わざわざ病院に行く、っていう人が多いんですよね。医者の診断のもと処方箋を出してもらえるから安心だし、と。しかも安いとくればもうやめられませんよね(だから病院の待ち時間が長いのですね)。

 ここまで読んでいただいて、病院でもらった(医者が正式に処方した)薬を継続的に飲み続けるのが何が悪いのか? なぜ悪いのか?とお考えの方がいらっしゃると思います(もちろん、薬局で買った薬も含め、ですが)。

 簡単に申し上げると、なぜ悪いのかといえば、医者が処方しようが、合法だろうが非合法だろうが薬というのは「ドラッグ」に違いなく、「常用」は「中毒」と同じことだからです。

 患者に薬の常用を強く勧める医者を信用してはいけません(「常用」とはおおよそ1カ月以上と考えてください)。

本筋から外れますが、「抗がん剤」も薬の常用の「聖域」ではありません。がんが発見されて即「抗がん剤で治してゆきましょう」と言い出す医者がいたら、すぐさま別な病院を訪ねるべきです。これは私見ですし、これ以上詳しくは述べませんが、皆様もぜひアタマの片隅にいれておいていただきたいと思います。

 薬の常用を強く勧める「薬屋さん」は、仕方ないです。彼らは医者と違って商売人であり、それで商売しているのですから。薬屋さんの言うことは話半分に聞いておきましょう。

 問題だと思うのは、わかっていて常用している方が多いことですね。

 私の上の世代で、昼休み後に給湯室とかでばらばらっと複数の薬を広げて、水で一気に流しこんでいる方がいまだにいるのですが……あれは昔のテレビドラマの影響なのでしょうかね(たまに「ふっ」とため息をついてみたり)。

 そんな不健康な自分に酔っているだけだと思いますが、「別に長生きなんかしたくないし」とかふだん言ってる方に限って、そういう事態に陥ったらそういう方ほど生に強く固執するものです。

 つまり、「長生きなんかしたくない」といっている人ほど、長生きを望んでいる(にも関わらず不健康な自分に酔っている)という不思議。

 ……ちょっと長くなってしまったので、次回に続けます。読んでいただきありがとうございました。

 

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