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健康について第16回 健康とはバリバリ働けること

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 お世話になります。龍澤と申します。

 タイトルに書きましたとおり、「健康」とはすなわち、バリバリ働ける状態のことだと思っています。逆にいえば、バリバリ働いている状態を継続することができていれば、それは健康ということです。そこには「運」などの外的要因も入ってきます。バリバリ働ける環境に身を置くためには自分の力量や努力だけではどうしようもならないことがままありますからね……。

 つまり、健康とは「運」も多分に含まれる(努力だけではどうしようもないことがある)ということです。これをはっきり言っている方は少ないと思います。

 一応補足しておきますが、「働く」とは、その対価として金銭を要求する「労働」とは必ずしも限りません。

 

 そうはいっても、「ウチの上司はいつ見てもバリバリ働いてるけど、毎晩飲み歩いてるし、ぜんぜん健康には見えない!」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 いや、そのとおりなのです。バリバリ働いてはいるけれども「一般的見地で」不健康な(不健康に「見える」)人は、たくさんいます。

 なのですが、この連載では「一般的見地」というのはあくまで「参考程度」としておきたいと思います。

 

 まずひとつの例として、玄米菜食やいわゆる「ベジタリアン」等の「健康的な食生活」を送ってはいるが、声もか細く、覇気もなく、仕事の現場ではまったく「バリバリ」働いているようには見えない人がいるとします。

 そういう人は、たとえ健康的な食生活を送っていて、結果として定期健診等で身体に異常がみられないのだとしても、真に健康とはいえませんよね。

 なぜならば、「自他共に認める」という状態になっていないからです。前回書きましたが「健康的な食生活を送る」という「手段」のほうに拘泥している自己満足の状態にすぎません。

 こういう方と対照的な、「昼もバリバリ、だけど夜もバリバリ(ついでにいうと朝はボロボロ)」みたいな方……現場において常に覇気(あるいはオーラ)を感じさせ、夜の宴会でも大活躍(いつ寝てるんだ?)、みたいな感じの方もたくさんいらっしゃいます。この業界にはあまりいないタイプですが、お客さん側でこういう方っていますよね。

 たとえ健康診断で常に複数箇所異常がみられ、再検査の常連であっても、こういう方は「健康」だと思いませんか? 前者と比べれば……。

 ついでにいうと、前回書いた「不健康な自分に酔っている」タイプの方というのは、長時間労働に勤しんでいても残念なことに「覇気」がありません。「バリバリ」ではないのですね。

 

 前者のほうが、長生きはするかもしれませんよね。あるいは、意図的に長生きを狙って「健康的な食生活」に取り組んでいらっしゃるのかもしれません。それはそれで、もちろんその方の考え方なりライフ・スタイルを否定するものではありません。

 後者のようなタイプの方は長生きしないのかもしれません。でも、「太く、短い」人生を送られるのだと思いますし、どちらかといえば私はそういうタイプに共感します。健康か否かというのは必ずしも長生きするか否かではありません。

 ところで、私が自身に求めるステージはもっと上です。簡単にいえば前者と後者のハイブリッド(いいとこどり)ということになりましょうか。「太く、長く」生きれたら素晴らしいと思いませんか? そのための努力を、今から始めるべきだと思います。

 

 今回お伝えしたかったことをまとめると、健康的な食生活という手段に拘泥するよりも、(それも必要ではあるのですが)まずは、職場で覇気のある態度を示しましょうよ、ということです。

 外に発せられる態度、アクション、言動のほうから変えてゆく。そして、周りの印象をまず変えてゆくこと。(「あいつ変わったな」と注目されること。みんなの注目を「わしづかみ」にして!)これがとても大事です。

 いつもと同じように「○○が先か××が先か」という話になってしまうのですが……。

 「健康的な食生活」とやらを送った結果として仕事の現場で覇気が出てくる、というのが理想かもしれませんが、各人の性格もありますし、覇気が出てくるのを待っていては遅すぎるのです。まず自分の言動を変えて、覇気があるようにふるまっていれば、自分も変わりますし、それと共振して周りも変わってゆきます。結果、今より仕事がうまくまわってゆくのは間違いのないところで、ますます自分の望む仕事やレベルの高い仕事が舞い込んでくるかもしれません。

 そして、仕事の質が上がることにより「健康上よくないストレス」が減ってゆき、健康的な生活を送るために必要なストレス(「心地良い緊張感」)が増えてゆくことにより、どんどん(真の)健康になってゆきます。

 「健康的な食生活」等の「手段」は、自分や周りが若干変わりだした頃から考え始めればよいと思います。というか、自然に考えるようになります。なぜならば、「健康な自分」に変わってゆく過程で、その自分にふさわしいライフ・スタイルを自然と模索するようになるからです。 

 読んでいただきありがとうございました。

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