32歳、IT業界への挑戦_6-応用情報技術者

2013/01/16 11:44:35

【情報処理技術者試験】

 30代未経験で、IT業界への就職に挑戦する友人に関する記事の6回目となります。

 さて、先月12月に情報処理技術者試験の応用情報技術者試験(以下、AP)と高度試験の結果発表がありました。昨今の雇用情勢と30代で未経験ということを考えると、APはぜひとも取得したいところです。

 結果発表当日は、発表時間の12時からしばらくは情報処理推進機構(以下、IPA)のサイトは接続しづらくなります。

■発表当日

 まずはIPAの情報処理技術者試験のページで自分の結果を確認するとともに、統計情報などを見ていました。私はありがたいことにITサービスマネージャに合格していました。これで1つ目標をクリアです。

 ソフト開発が専門なので、ハードやインフラ寄りなことを知っておきたいと思い、NW、DB、ES、SMと取得しました。DBスペシャリストはDBAではなくDAの試験なので思い切りソフト寄りでしたが……。

 次に、気になるAPの統計情報を見てみると、合格率が20.5%と、前回の22.7%より下がっていました。もちろん一概に判断できませんが、難しかったのかな? と友人の結果が不安に。友人の結果を気にしつつも、同僚に話を聞くとAPに合格!次はDBが候補だそうで、あの試験の無茶振りについて語れるのが楽しみです。(注*1)

 果たして友人は合格できただろうか……。

 そう思っていたら、なんと合格したそうです! 点数も午前が80点で午後70点と十分! 未経験ながらも、ITパスポート(IP)、基本情報技術者(FE)、応用情報技術者(AP)とストレートに合格。この才気を生かせたらいいなと思います。

■こんな制度もあります

 APを取得したことで、あとは企業への応募のみ!

 と、その前に。

 雇用保険に入ることで失業時に期限付きで給付を受けられます。しかしその給付の期限が切れたら困ります。そこで、困らないように、努力している人には補助があります。期限が切れる前にハローワーク経由で2件応募することで少し期限の延長が可能なのです。

 早く決まればそれでいいですが、そうならなかったときのためにこういう制度があることも知っておきたいところです。

■意外と使える

 上記の制度もあるので、ハローワークの求人に魅力的なものがあればそれに応募するに越したことはありません。ハローワーク経由だと企業にも援助があるケースもあり、経験者の転職でもなければハローワークの求人が他のルートで探すよりも魅力的なこともままあります。

 ただ如何せん、以前にも書いたように未経験となると求人がありません。それでも月に何度かのペースでハローワークに顔を出すと、「未経験でも応募可能なソフトウェア開発の求人」もときどき出てきます。(この話は大阪です)

 その中で、未経験としてはいいと思われるところにまず2件応募するのです。うまくいけば良し、悪くともそれで失業給付の延長を得られるわけです。

 友人もその方法を取りました。

■生かすも殺すも自分次第

 応募の際は、ハローワークの職員が電話で会社に話してくれます。ここは良さそうだと思った企業への応募の際、先方から電話口で変わってほしいという話が?!(通常ありません)

 「未経験で応募ということですが、趣味でプログラムを組んだりしているのでしょうか?」

 そういった質問をされたそうです。未経験可として募集しているところには「趣味でソフトウェアを開発して個人でリリースしているような人材」を掘り出したいのかもしれません。当然今の友人はそこまでできず、趣味での開発はしていないと答えるしかありません。

 そうなると企業の担当者は「そうですか……」となり、これは残念ながらお断りされるパターンです。

 ところがここで持ち直します!

 友人「趣味で開発はしていませんが、資格持ってます。先日応用情報技術者を取得しました!」

 なんとか切り返しを狙います!

 「はぁ、そうですか……」

 そんなパターンも十分考えられます。しかし

 「え? 未経験で応用ですか?! 相当勉強したんじゃないですか? 講座とか通っていたんですか?」

 というような反応! 逆転のタイムリーヒットです。

 どうも応募(書類の送付)が適わないこともあるそうですが、今回は応募することになり、晴れて選考の土俵に上がりました。

 もちろんここからが本番ですし、こうした事の数をこなさねばなりません。しかし早速にAP取得の成果があり、まずは受かって本当に良かったです。

■自分次第な業界

 資格に絶対的な価値はありません。しかし、良いと思う人もいれば気にしない人もいます。学歴も同じでしょう。

 そのようなことを気にする人は、なぜ資格や学歴を見るか。

  • 自身がその内容を知っていて、持っていることに価値を見出す
  • 経験則から持っている人が求める要素(即戦力・潜在能力)を兼ね備えている確率が高い

 そうしたところだと思います、もちろん他にもさまざまあるかと思いますが。

 絶対はありませんが、空振りを恐れないこと、確率を上げること、そしてそれを生かすための意識、これらを持って突き進めば道は開けます。

 IT業界の資格、特に情報処理技術者試験は、個人的にとても良い試験だと思います。ですが、名称独占すらなく不遇であると感じていたことがありました。

 しかし他業種、私は介護・福祉系の友人が多いのですが、そうした業界では「持っているか持っていないか」といった基準となる資格はありますが、情報処理技術者試験のようなアピールできる試験がありません。その点自分次第でチャンスをつかめるところは恵まれているのかもしれません。

■注

 *1: DBスペシャリスト試験の午後1と午後2は時間が足りないことで有名です。最近は緩和されているようですが、私が受験した頃は午後1も午後2も、開始から即答に近いペースで解答を書き続けても、分量で7割~8割分しか解答できない人が大半でした。あまりに時間が足りず、自らの出来と相まって試験後には思わず笑ってしまいます。とはいえ、本職のDAであれば最後まで解答できるのだろうと考えると、良い試験といえるかもしれません。

32歳、IT業界への挑戦_5-求人

2012/12/17 12:08:52

【予想していたが求人は少ない】

 30代の未経験可の求人というのは予想どおりあまり数がありません。どのぐらいかというと、ハローワークで指定条件検索をすると「4件」しかないぐらいです。

 求人検索は本当に合致する検索ができないもので、未経験が「開発未経験」であったり、「特定の言語未経験」であったりすることがしばしばあります。

 結果として本当に目的のものに合致する求人は……1件!

 しかし、これは「あるタイミング」で、「大阪」で、かつ「開発」での話です。インフラ系や、東京を含み全国を見渡せばもう少しあるかもしれません。

■探し方

 タイミングにもよるでしょうけど、ハローワークで、地元で未経験で、ともなれば現状は上記のとおりです。

 そうなると別の方法を模索しなければなりません。そこで転職サイトなどを利用します。そういったサイトは複数ありますが、次のような特徴があります。

  • ハローワークにはない求人がある
  • 経験者募集が多い
  • 複数のサイトで重複する募集が多い
  • エージェント(担当代理人)が付くタイプと付かないタイプがある

 友人が1カ所利用登録をして検索したところ、条件に合致する求人が数件ありました。まだ数は少ないですが、チャンネルを広げると少し見つかるということが分かります。

 転職サイトは、経験者をターゲットにしているところが多いですが、未経験でも利用する価値はあります。

■エージェント

 では、エージェントを介するタイプとそうでないタイプではどちらがいいか。

 以前、あるエージェントの方とお話しする機会があってお聞きしました。エージェントを介する場合は、紹介料が高くなり、一例では転職先から、転職後年収の数分の1が支払われるとか。

 転職サイトの利用は基本無料ですが、それは成立後に転職先から仲介者へ紹介料支払いがあるからです。エージェントを介する場合は上記のようなケースがあり、エージェントを介さない場合でも数パーセントだとか。

 利用するには、この辺りの仕組みを知った上で適切なものを利用したいところです。

■方向性

 未経験であるほど、エージェントを介して企業へのフォローアップをしてもらいたいものです。

 しかし、現実には未経験の場合は転職後の年収が期待できない上に成約しづらいことから、エージェントを付けられないこともあります。

 十分な経験を持ってアピールできる人は、エージェントが居なくとも活動できるケースが多くあるかと思います。しかし、そういう人ほどエージェントは熱心です。なかなか難しいですね。

 さて、重複はあれど、サイトの利用によって見つかる求人が増えていきます。未経験であればまずこうやってチャンネルを広げることが大事です。

 求人があって未経験可ならば、資格や独学での経験、面接でのコミュニケーションなどが差になると考えられます。

 12月21日に発表のある応用情報技術者の結果を待ちながら、Java等言語の資格や独習での開発成果などを目指したいところです。

 これから、さらにチャンネルとアピールポイントを増やしながら、実際にどんどん応募していきます。

32歳、IT業界への挑戦_4-挑戦開始

2012/11/20 14:44:40

 友人がIT業界への就職活動を開始しました。友人には許可を得ており、その実態に迫りたいと思います。

 10月で派遣先の仕事が終わるということで、会社都合で離職。7日間の待機期間の後、雇用保険から失業手当をもらえます。

 私のできることはサポートしますが、30代という影響も大きく、どうなるかは分かりません。

■プロフィール

  • 30代前半
  • 非IT系の専門学校卒
  • 居酒屋バイト時に店長打診を断り、その後派遣登録でバイト
  • 今年、ITパスポート、基本情報技術者、3級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得

 店長になっていれば経験としてプラスになったかもしれません。何が将来に影響するかは分からないものです。また、少しでも武器を、そして実生活に役立てられるということもあり友人にFP資格の取得を提案していました。

■本命の武器

 業務の経験を持たずに就職活動するには、強力な武器が欲しいところです。そして秋の情報処理技術者試験で受けた応用情報技術者(以下、AP)が、その本命でした。

 予定では、APに受かっていると思えたならば、発表後に活動を開始、そうではないならば、その結果の前から活動を開始でした。

 午前は問題なく合格点、ただ午後は結果を聞く限り確信できるほどには至らずというところ。悩ましいところです。

■活動

 失業手当をもらうには、就職活動をしていることが必要になります。企業への応募や必要な資格取得の活動などがポイントとなり、一定のポイントが必要となります。

 APの結果は未知であり、活動のポイントも必要であることから、まずは今ある武器で戦うことになりました。

 今後、ハローワークでの活動や転職サイトの利用を含めて、できる限りの挑戦をします。

 簡単には行かないかと思いますが、上手く行くように頑張ります。

32歳、IT業界への挑戦_3――ここからはじまる物語

2012/06/25 12:42:57

【ここからはじまる物語】

 ご無沙汰しております。皆さんご機嫌いかがでしょうか、溝渕です。未経験でIT業界への転身を考える友人Hを追うコラムの三回目です。

○前回までのあらすじ

 30を過ぎて、未経験が転職するには何か武器が欲しい。業界経験がなく、即戦力をアピールするのは困難です。そもそも即戦力に成り得ることはほぼないでしょう。

 なので、適応力を高めることと、そもそも入社するためのアピールポイントを作ろう。そのために、国家試験であり、広範な知識と論理的思考力が問われる「情報処理技術者試験」を取得しよう。

 未経験ということと年齢から考え、ベースラインとして「基本情報技術者試験(FE)合格」を設定。活動は2011年の11月末から始まり、2012年2月にITパスポートを取得。4月のFEはどうなるか。

 というところでした。

■試験前

 私的な勉強会などを通じて進捗を確認したり、アドバイスをしたりしていました。

 ITパスポート試験に合格したあとであり、本人の実力・分かりやすい参考書(*後述)も影響してFEの午前はすぐに十分なレベルになりました。

 しかし、未経験でIT系に縁のなかった友人にとって、午後の問題は難しい様子。特に必須問題である、論理的思考能力を問う問題とプログラミング言語を1つ選択して解く問題。それ以外は午前をきちんと理解することで応用して対応できていました。

 論理的思考能力を問う問題とプログラムの問題については、数回の勉強会中に考え方を説明して練習してもらいました。

 これで範囲的にはカバーしているわけですが、ITパスポート試験から2カ月、平日は仕事もある中で十分な時間が取れたかは怪しいところです。

■当日~結果

 試験の日は、試験後に仲間内で恒例となっている飲み会でした。そこで感想を聞くと、「午前は手ごたえあり。しかし午後は難しかった。」と。

 私は教育に携わって来た者で、教えるということに多少の自信もあったのですが、まだまだ修行が足りないようです。

 その日は私と友人H以外にも集まっていて、受けた試験は違えどそれぞれに手ごたえを話していました。

 そこで私は、余裕で受かっているはず、などと調子に乗っておりました。ところが後日、資格試験予備校などが出す模範解答を見て驚愕しました。

 午後IIで1問目から2問連続で、点を稼げるはずの計算問題で間違っていたのです。

 一体これはどういうことかと確認しました。要約すると「15秒で400回転、1分間なら?」となる第一問目でしたが、私は「2400」と書いた記憶があったのです。どうも30秒時を止められるらしい……。

 続く2問目で、30回転1パルスなら「13.33……で小数第一位を四捨五入して13だ」などと自信満々に書いた記憶もあって、これも問題をよくみたら「30度で1パルス」でした(笑)。

 お分かりの方もいるかもしれませんが、私が受けたのはエンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)で、選択したのはソフトウェア系の問題です。

 しかしびっくりしました。点取り計算問題を、2問とも間違えるなんて。教える立場で、そしてテスト後も調子に乗って余裕だなどといっていてこの体たらく……。

○結果

 友人が受かっていました!

 午前・午後、共に60点で合格のところ、午前77.5点、午後75.1点、だそうでした。予想より高い点数に私も、友人も驚きです。だけどここまでやれるとは、友人Hには適性と実力があるように思います。

 この友人の結果に続きたいと思いつつ、翌月の応用情報技術者試験(AP)と高度試験の発表日。上記のような有様で、さらに他に細かなミスもあった私は心穏やかではありませんでした。

 しかし、7割は取れていたようで合格できました。「通信回線の故障に対する検出方法」など、それぞれの解釈が伴う解答も、与えられた条件(=問題)に合致してかつ筋道が通れば、点数をくれるのでしょう。

■ここからの選択

 FEに合格し、この時点でIT業界へ進むという現実的な道ができました。もちろん年齢平均の待遇はとても望めないでしょうし、入ってからしばらくは大変でしょう。

 当初から、こうなった場合にそのまま転身して進むのか、今の仕事で多少なりとも余裕を作れるうちにAPを取得するのか、話題にのぼっていました。

 APに1度で受かるならばAPを受けてから転職、というのが十分、選択肢に入るかと思います。転職時の待遇を少し良くしてさらに基礎が強くなり、その後の吸収にも役立ちますので。

 しかし、APに受かってからという選択は、1度で受かるならばいいかもしれませんが、年齢を考えると何度も受けて受かってからというのはむしろ逆効果かもしれません。しかも受験者の大半はFE合格者ながら合格率が20%台前半、応募者比較で言えば10%台であり簡単ではありません。

 今の段階で、友人は秋にAPに受かってから転職の予定です。そうなると最短で「33歳、IT業界への挑戦」になります。

 ここは大きな分岐点で、渡せる情報は友人に渡し、じっくり(じっくり過ぎるのも問題ですが)考えてもらいたいところです。

■あとがき

 30過ぎて未知の業界に入れば、異国の迷路に迷い込んだような気持ちになるかもしれません。

 入ってしまえば余裕がなくなるであろうことは想像に難くなく「入る前に詰めるだけの基礎を詰む」というのは1つの答えだと思います。

 しかし結局入らなければ分からないことがあり、また半年単位で入るタイミングがずれていくと影響は30代の身の振り方として大きいでしょう。

 今後どのように進展するか、注目です。

○参考書

 参考書として、きたみりゅうじさんのキタミ式イラストIT塾 「基本情報技術者」を使用しました。友人のITパスポート受験時も参考書は同シリーズの「ITパスポート」を使用しています。

 専門用語が飛び交い、概念の分かりづらいITを理解するに当たって、多様なイラストで分かりやすく解説されており、非常にすばらしい本でした。経験者が受験する際にも有用です。

 参考書としてはこの本1冊のみでした。「繰り返し」読み、過去問を練習、これが非常に効率的かと思います。

 それではまた。

32歳、IT業界への挑戦(その2)

2012/04/11 13:09:24

【いよいよ】

 Microsoft Windows Developer Daysに参加予定です、どうも溝渕です。みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。

 情報処理技術者試験の受験票が届きましたね。受験票が届くと、いよいよという気がします。

 未経験ながら30代でIT業界への転職を検討している友人Hは、基本情報技術者に受かるのか。受ける意義についてはその1に記載の通りです。

■現状

 午前問題については、友人Hが2月に取ったITパスポート試験と似ているため、問題なさそうです。

 午後問題は、13問中7問を解くことになるのですが、「7問中5問の選択」と「必須が1問」と「5問中1問の選択」に分かれています。

 「7問中5問の選択」は午前の応用となるので、基礎がしっかり分かっていればある程度はできる問題です。

 しかし必須の1問は、擬似プログラム言語(仕様は問題文に記載有り)で書かれたアルゴリズムを読み解く必要があり、「5問中1問の選択」は5種類のプログラム言語(うち1つは表計算ですが)から1つを選択して読み解く必要があり、午前ができたからできるという類のものではありません。

 未経験だと、例えITパスポートに受かり、基本情報技術者の本を読んでいても、必須のアルゴリズム問題と、5問中1問を選択のプログラム問題は難しいでしょう。

 私は個人的に時々勉強会(と称した飲み会でもありますが)を開いているので、これらを踏まえて説明・解説しています。

 もともとの素質もあるのか、表計算がすんなりできたのは良かった。しかし調べみると、基本情報技術者が今の形になった当初は、表計算の難易度が低かったようで、最近は他の言語と合わせるためにある程度、難しくなったそうです。

 そうこうしていると過去問に目を通すのですが、失礼ながら意外と良い問題ですね。表計算ソフトを使った勤怠管理システムを作るために、必要な関数や数式など、実用的でした。

■経験者と未経験者

 友人Hにも頑張って欲しいのですが、後輩が受けるようなので、こちらにも受かって欲しいところです。

 後輩は仕事をしているので経験者ですが、どちらかというと午前が大変そう。

 「経験者は午前が、経験が少ないと午後が大変」とはよく聞くのですが、友人Hが「午前は知識を問う問題だから経験者だったら色々知っていて午前の方が簡単なのじゃないの?」という質問を受けました。

 なるほど、確かに最もな疑問です。この答えは「実務は想像よりも限られたことをやっている」ということでしょうか。そしてその限られたことは午前の範囲で言えばわずかですが、午後は範囲が少なくそれが実務でやるような内容に近いためでしょう。

 試験について調べる人はまず午前を見ることが多いですが、すると実務で使われる内容の少なさが目に付きます。それが「実務で役に立たない」と言われる所以でしょうか。

 午後の問題はIPネットワークやSQL(副問い合わせを含む)、先に書いたような勤怠管理システムで使われる表計算の関数、ある程度の経験者なら知っていて欲しい内容です。しかし即役に立つかと言われる午後もその一部だけでしょうけど。

 後輩はベンダ試験を受けて取得していますが、情報処理技術者試験は初めてのようでした。「もっと早く取っておけば良かった」と漏らしているのですが、それは評価のためという意味ではありませんでした。打ち合わせなどで出てくるさまざまな用語を試験勉強の中で見かけてタイムリーだと言っていたのが面白かった。

■活かし方

 さて、どうせ勉強するならば、これがどういうキャリアに繋がるか、知っておくのが良いかと思います。そうした思いで前回 「スペシャリストかゼネラリストか」を書きました。ゼネラリストには是非、スペシャリストを目指すにしても、そのほとんどの場合の「粒度」において基本情報技術者は内容を理解して欲しいレベルかと思います。

 「持っている人ができる」とは限らないけれど「できない人は持てない」のが資格試験一般に言えます。となると当然「持っている人の方ができる確率が高い」となり、一緒に仕事をしていない人のスキルを判断する一因になるのは当然です。ある程度できると思う人は、それならば取るための苦労も少ないはずなので取っておいて損は無いのではないでしょうか。

 スペシャリスト・ゼネラリストの概念、資格がどう見られるか、気にせずいたいものです。しかし、30代未経験で乗り込もうというからには、使えるものは何でも使って欲しい。

 フィクションですが、宇宙飛行士となった弟の影響で30代で宇宙飛行士を目指す、なんて話もあります。そういうのを見聞きするとできそうで、わくわくしませんか?

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コラムニスト プロフィール

溝渕 匡
株式会社キャピタル・アセット・プランニング勤務、日本FP協会所属。金融系SEとして主に計算周りの設計開発をしています。犬が好きです。

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