言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

スキル云々というよりゴチャゴチャやるのが好きなだけにみえるのですが

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最近、流行の技術をざっと眺めていて気付いたことがあります。シンプルな技術は流行らないということです。個人的にGo言語を少しかじったことがあります。シンプルで素晴らしい言語だと思います。しかし、流行っているかというとどうも微妙です。どうも盛り上がりに欠けます。盛り上がる間でもなく最適解のようなものが得られてしまうからでしょうか。

それに比べて・・・とは言っても、言語の用途が違うので単純に比べるに不適切かもしれませんが、Javascript界隈の盛り上がりは凄いと思います。次から次へとフレームワークが出て、流れが速いです。何が最適かという話はおいておいて、言語的にいろいろな書き方ができたりするので、バリエーションが生まれやすいのかもしれません。それが盛り上がる理由かもしれません。

地道にログを読んでいるより、いろいろと試行錯誤しているのが好きなエンジニアは多いのではないでしょうか。善し悪しというよりも、地道にログを読むような作業には華がありません。そんなものより、コマンド一発でサーバの構成管理とか、斬新な記述方法の新しいフレームワークみたいなものの方がエンジニア心をくすぐるものです。

新しい技術にワクワクするのは良いと思います。しかし、ワクワクするだけの「お祭りエンジニア」ではありたくないです。無意識に楽しさばかり追い求めて、技術の奥深さを見ることができなくなります。そうなると、エンジニアとして成長し続けるのは難しいです。趣味ならそれでいいですが、仕事で成長が止まると苦しくなります。

難解な技術やゴチャゴチャした技術の方がエンジニア受けは良い。ただ、そういうエンジニア受けが良いものばかり追いかけるとレッドオーシャンで遭難しやすくなります。やる人が多いのだから、当然競争も激しくなるからです。ブルーオーシャンは地味な技術に潜んでいることが多いです。最先端ではなく、最適化にこそ、本当の技術の粋があるように思います。

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