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電子辞書メーカーの残存者利益? いや、利用者の便益でしょ!

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 東洋経済オンラインの記事「電子辞書、気が付けばカシオの独壇場」を興味深く拝見しました。

 この記事では、いわゆる残存者利益についても言及していますが、本コラムで申し上げたいことは残存者利益ではなく、もっと実用的なことです。

■専用機には「遊んでいると誤解されない」メリットがある

 本コラムでもしばしば取り上げていますが、専用機としての電子辞書を使うことの大きなメリットは「遊んでいると誤解されない」ことです。実際、前記の記事でも、学生が授業中に使えることに言及しています。

 実は、筆者はごく最近、打ち合わせでiPod touchのアプリを使って、白い目で見られてしまった苦い経験があります。誤解した方はITリテラシーが高いとは言えませんが、問題は「どちらが正しい」ということではなく、誤解されてしまったことです。

 そのアプリは辞書ではなく、ある国際的なイベント向けで、筆者としては利用する必要性がありました。「スマホを使う=仕事でない」のように短絡されるのは、非常に困ったことです。

 筆者の経験からも、優れた電子辞書が販売され続けることは、残存者利益ということではなく、利用者に便益があるからだと思います。枯れた、あるいは衰退した市場のように見えたとしても、利用者の便益を考えれば、まだまだ成長の余地があると思うのです。

■こんな電子辞書が欲しい

 筆者は、かねてから、電子ペーパーとハードウェアキーボードを備えた電子辞書が欲しいと思っています。Kindle Keyboardのような感じですが、持ち運びを考えると、通常の電子辞書と同じくクラムシェル型がよさそうです。どなたかクラウドファンディングを募って企画されたら、出資したいくらいです。

■通訳をお願いすることのメリット

 話は変わりますが、筆者は近々半月ほど海外出張する予定です。前職での海外出張はもっぱら米国西海岸だったのに対し、今回は中東と東南アジアで、いずれも初めて行く国です。英語がかなり通じるということですが、東南アジアでは通訳をお願いする予定です。

 場合によっては、現地公用語ではなく英語を通訳していただくことになります。しかし、それでも重要なメリットがあります。

  1. 現地の事情を教えてもらえる
  2. 聞き逃した、あるいは認識が異なっていた箇所を修正できる
  3. 考える時間を稼げる

 現地に馴染みがないときには、1が重要です。ビジネス上の問題は、言語(だけ)ではありません。社会情勢、商習慣など、様々なことを必要に応じて教えていただけることは、通訳をお願いする非常に大きなメリットです。

 円滑にビジネスを進めるには、前記の2と3が非常に重要でしょう。ただ、契約交渉においては、即答をできるだけ避けて、持ち帰って検討してから返答するようにすべきですが。

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