海外経験なしで通訳案内士!ガジェット活用による英語学習法!

「英語『で』勉強する」フェーズでのガジェット活用(その2)ラジオの活用を再考する

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 私事で大変恐縮ですが、筆者は1987年4月から27年あまり勤務した富士ゼロックス株式会社を退職し、7月1日に独立することになりました。今後の身の振り方などはオルタナティブ・ブログの記事「富士ゼロックス、最終出勤!」に記載しましたので、興味とお時間のある方はご覧いただければ幸いです。
※メールいただいた方には、まだまだ返信しきれていません。申し訳ありません。

 さて、今回のコラムは、前回のコラム「英語『で』勉強する」フェーズでのガジェット活用 − ESL向け教材でガンガン学ぶ!」に引き続き、同じ「英語勉強する」フェーズでのガジェット活用を取り上げます。

■ラジオの活用を振り返る

 ラジオの活用法は大きく、AM放送をラジオ付きICレコーダーで聴く、インターネットラジオをアプリで聴く、という2つに分かれます。

 ラジオ付きICレコーダーについては、以下のコラムをご覧ください。

 余談ですが、SONY ICZ-R100のレビューは現在もコンスタントに読んでいただいており、コラムニストとしてはありがたい限りです。

 インターネットラジオについては、以下のコラムをご覧ください。

■VOA Special Englishを活用する

 VOA Special Englishは、英語を学ぶ人にとって定番ですが、このコンテンツの活用方法を再考してみます。

 VOA Special Englishのオーディオコンテンツは、こちらからアクセスできます。

 トランスクリプトが掲載されており、そのまま使っても役立つ内容になっていますが、もう一工夫してみます。VOA Special Englishは、非常にゆっくり、はっきりと発音しています。ただ、このように話してもらえることはあまりないので、もう少しスピードを上げて聴いてみるとよいと思います。

 ガジェットを使う場合、やり方は2つあります。

  1. ダウンロードしてICレコーダーに入れる
  2. スマートフォンに入れて語学プレーヤーで聴く

 語学プレーヤーの話速変換機能はiOS版のみでの提供が長く続いていましたが、Android版でも3月28日のアップデートでようやく実装されました。

 再生速度を必要に応じて調節して聴けば、リスニング能力の向上が期待できると思います。また、トランスクリプトを見ながら、音声にかぶせて話すオーバーラッピングを行うのも効果的でしょう。

 ナチュラルスピードで話されたコンテンツの速度を落として聴いてみるのもよいと思います。要領は、上記と同じです。

 速度を変更しながら聴くときに留意すべき点は、

  • ゆっくり話したコンテンツの速度を上げても、ナチュラルスピードの会話にはならない
  • ナチュラルスピードのコンテンツの速度を落としても、ゆっくりした会話にはならない

ということです。これは、ナチュラルスピードで話したときには、音がつながったり、抜けたりという現象が起きることが原因です。

 しかし、完全に同じにはならないにしてもリスニングの練習には有効だと考えますので、ICレコーダーや語学プレーヤーで速度を変えながらリスニングしてみることをお奨めします。

 なお、VOA Special EnglishのMP3ファイルには、ID3タグが設定されていません。少々手間ですが、名前、アーチスト、アルバム、ジャンルなどを設定しておくと、利用しやすくなります。

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