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全部と全体

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昨年末頃、上司より名刺の裏書は何が良いか、という案を求められた。

そこで、オーソドックスか個性的、企業・商品紹介か個人アピール、という目的別の
パターンで、いくつかの案を提示した。当然、どれか自分の目的にあったものをひと
つ選ぶだろうと思って。

先日、その上司が名刺できたよ、って刷り上がったばかりの名刺を見せてくれた。
それはとてもショッキングなものだった。
提示した案が、全て書かれてある...。
おまけに、目的が異なる文言を詰め込んでいるのでわかりづらくなったのであろう。
色分けして、その説明まで!

自分が提示した文書をすべて刷ると勘違いされたのであろうか?そんなはずはない。
提示した際に、この中から選べってことよね、と念を押されたから。

でも、次の瞬間、なるほど上司らしい!と妙に得心してしまった。
もともと、この上司、決めることが苦手で全部詰め込み、細かい説明ばかりをしよう
として、全体的に混乱させるのがいつものパターンだったから。
あぁ、性格のそのままの名刺なんだ、って。

それだったらいっそのこと、もっといろんなことを全部突っ込んで、保険の契約書
のような名刺裏にしてしまい逆にインパクトを狙う、という手も考えられたのだが
チト残念でだった。

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