九州のベンチャー企業で、システム屋をやっております。「共創」「サービス」「IT」がテーマです。

東日本巨大震災に寄せて

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 私の職場は九州にある中小企業ですので、基本的に仕事は九州を中心としたお客様がほとんどなのですが、一昨年より縁あって、仙台のお客様と仕事をさせていただくことになりました。

 そのため、ほぼ隔週ペースで本社のある仙台市内や、支店のある秋田、郡山、山形などに顔を出させていただいており、3月9日も、仙台に出張で市内の本社で打ち合わせをしておりました。

 11時過ぎごろ、ユサユサと意外な大きな揺れが来て、テレビをつけると宮城県の県北で震度5弱。仙台市内で震度4の地震でした。

 その日は無事打ち合わせも終わり、福岡への帰途についたのですが気になってYahoo! の地震情報などを眺めていると、震度3程度の地震が続いており、余震が多いな、などと感じてはいたのですが。

 3月11日の昼まで、お客様とはメールでやり取りをしており、昼になって私は別件の打ち合わせにて外出。15時過ぎに戻ってくると、すでに巨大な地震が東北地方を襲っておりました。

 14時にお客様から「次はおいしいカキを食べに行きましょう」というメールをいただいたまま、連絡はつかなくなってしまいました。

 一昨日使ったばかりの仙台空港が、津波にのまれてゆく光景は衝撃でした。何度もテレビで放送された名取市も、仙台空港アクセス線から何度も眺めた光景です。

 コンビナートが燃えている多賀城市も、一昨年遊びに行きました。脱線した仙石線も乗ったことがあります。

 遠くて身近な場所が、様変わりしている様子は何とも言えないやるせない気持ちになってきます。

 幸いにもお客様からは3月13日にメールをいただき、皆さん無事であることが判明しました。

 ただ電気、水道、ガスがすべてダメなので米、水、カセットボンベを送ってくれ、との依頼。すぐにでも送りたいのはやまやまだけど、しかし手段がない、という無力さ。

 救援物資をどこそこで受け付けてる、という情報や、いやそこはすでにパンクしているので持っていっても迷惑だ、という錯綜。関東では電力が足りないので、九州でも節電しましょう、という情報や、いや九州で節電しても周波数が異なるから何の役にも立たない、という錯綜。何かをしたいのだけど、何をしたらよいのか分からないもどかしさ。

 結局、お客様とのメールとのやり取りで、今すぐではなくてもいいから、物流が回復したら、米、水、カセットボンベを送ってもらいたい、という所で落ち着きはしたのですが。

 でも、結局これは一部の被災者の話であって、まだまだ大変な方々は大勢いらっしゃるのでしょう。そんな方々に我々は何をすることができるのでしょうか。

 行方不明者の早期発見と、避難者の早期回復、加えて東北地方の早期復興を祈りつつ。

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山無駄

追伸

ようやく、佐川急便が営業所止めサービスが再開したとの情報を得て、
米と水を届ける手はずを行いました。

九州の店でも、米と水は品薄状態。特に水は手に入りにくくなっている
ようです(米は店による)。

今日、発送の予定です。

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