情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【一社の不養生】

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■原典:

 医者の不養生

■意味:

 一社の不養生が、すべてに悪影響を与えることがあるということ。

■解説:

 システム導入後の保守フェーズは、導入物件が多いほど、増えていきます。長年、システム開発をしていればしているほど、 保守システムは膨大になってきます。その中のたとえ一社だけでも、うまく行かないと、連鎖反応的に他の保守もうまく行かなくなってきます。

●用例:

 

今市課長

現木君、フルイ電機様からの改善依頼が結構たまってきてるようだが、大丈夫かね。

 

現木さん

すみません。昔からのシステムなので、ドキュメントもあまり当てにならないので、分析に時間がかかってます。

 

今市課長

それだけなら良いが、ホカノ産業様のも、ツギノ機械様のも、ヨソノ工業様のもたまってきてるようだが。

 

現木さん

すみません。どうしても既存の物件に工数を取られて、保守の作業順位が下がってしまって。

 

今市課長

それなら、たまっている改善依頼は、まとめて物件として一気に片付けないと、追いつかないのじゃないか?

 

現木さん

判りました。物件として申請いたします。

 

軽井主任

「一社の不養生」だな。

 

今市課長

当然、軽井主任もその物件に参加してもらうよ。


登場人物と相関図

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