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第237回 体調管理について考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 私事ですが、久しぶりに体調を崩してしまいました。。。このコラムを書いている最中もまだ体調が戻っていないのですが、その間も仕事をしていました。本来であれば体調を治すために休ませてもらうのですが、今回に限って代わりの要員がおらず、体調を崩したまま仕事をしてしまいました。このように体調を崩している中で仕事をされる方は多いのではないかと思い、今回は体調管理について考えてみました。

■体調をリスク管理する

 リスク管理(リスクマネジメント)の観点から体調管理を考えると、

1.リスクの発生を未然に防ぐ(予防)
2.リスクの拡大を防ぐ(治療)

に分かれます。

 体調を崩さないよう予防するために手洗いやうがい、外出時のマスク着用などを行いますが、これらはすべて風邪をひかないための「予防」的な意味合いがあります。当然のことですが、私もこれらのことはいつも習慣づけてやっています。しかし、私の仕事は研修やキャリコンのように人と接する機会が多いため、どうしても風邪をもらってしまうことがあります。そうした場合、市販薬を飲んだり、病院に通う、安静にするなどして、風邪の症状がさらに悪化しないように、いつもはリスクの拡大を防ぐ意味での「治療」に専念しています。

■休みたくても休めない仕事人

 体調が悪いと感じたときに無理せず仕事を休むようにしているのには理由があります。それは、体調が悪い状態で仕事をしても本来のパフォーマンスは出ませんし、そもそも相手に迷惑をかけてしまうからだと思っているからです。

 そのため、体調が悪い感じたときはすぐに代替要員を立ててもらい、自分は少しでも早く体調が治るように仕事を休ませてもらうのですが、今回は代替要員を立てることができず、また遠方からの参加者もおられることもあり、どうしても強硬開催しなければならない状況にありました。そこで、事前にお医者さんに診てもらい、インフルエンザでないことを確認してもらった上で、栄養剤を注射してもらい、何とか対応させてもらいました。(ちなみに、インフルエンザの予防接種は事前に済ませていたので、その可能性は低かったのですが、念のために診てもらいました)

 私たちが体調を崩してでも仕事を休めない原因、それは仕事に対する責任感があるのではないかと思います。その仕事を遂行させることが何よりも優先しなければならないことだと考えているからではないでしょうか。実際、私もこの考え方で体調を崩しながら仕事をしてしまったのですが、仕方がないと正当化してしまう反面、正しくない行為だったような気もしています。

 実際、体調が悪い中での仕事はやはり思ったようなパフォーマンスは出ませんでした。普段通りの話し方ができない、意識がたまに朦朧とするなど、決して人前で仕事をするレベルではなかったと思います。それでも何とか最後までやり切りましたが、終わった後は反省しきりでした。。。

■休まなければならないときに休めるような仕事人になろう

 恐らく、責任感で仕事を休めない人は大勢おられると思います。しかし、そこから得られる結果というのは決して満足の行くモノではないような感じがします。それであるならば、体調が悪い時にちゃんと休むことができる仕組みや体制づくりをしておくことこそが何より大切なのではないでしょうか。そういったことも体調管理の一環なのではないかと思います。

 ...さて、体調がまだ優れないので、もうちょっと休息をとらせてもらおうと思います。。。

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