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第186回 モノへのこだわりを考える

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 私は普段からPCで書きモノをすることが多いのですが、実は結構手書きをすることも多いです。私は左利きなので万年筆やボールペンだとうまく書けないので、筆記道具には結構気を遣っています。そんな中、以前から欲しかったあるボールペンを入手しました。このボールペンは以前から欲しかったモノで、とても使いやすくて気に入っています。そこで、今回はこのボールペンからモノへのこだわりについて思うことを書いてみたいと思います。

■左利きのペン選び

 ひょっとしたら右利きの人はあまり意識されることがないかもしれませんが、万年筆やボールペンは原則引いて書く筆記道具です。横書きで文字を書く場合、左から右に文字が流れていきますので、右手で書くとちょうどペンを引くようにして書くことができます。しかし、左手で字を書く場合、逆に押して書かなければなりません。そのため、万年筆を左で書くとペン先が紙に刺さってしまい、うまく書けないのです(力加減によってはペン先を折ることもありました)。

※書かなければなりません:持ち方によっては左手でも引いて書く人もいますが、私は押して書く派です。

 これはボールペンでも同じことがいえます。ボールペンの先にはとても小さなボールが埋め込まれており、ボールが回転することで芯の中にあるインクが染みだしてきて文字が書けるような仕組みになっています。そのため、ボールペンで字を書くためにはペン先のボールを回さなければならないのですが、右手で書くとペンを引いて書くのでボールに負荷を与えずスムーズに字が書けるのに対し、左手で書くとペンを押して書くのでボールに力を加えてしまうことになり、あるタイミングからボールが回らなくってしまいインクが出なくなるのです。

 これらのことから私はいつも手書きするときはシャーペンを使っていました。しかし、シャーペンは基本黒一色ですし、左手で書くと左手の小指側の側面で書いた字の上をなぞってしまうので、いつも手も紙も汚れてしまいます。そのため、使い勝手の良い(インクが途中で途切れない)ボールペンがないか探してました。そんな中、今から約5~6年ほど前だったと思いますが、たまたま立ち寄った文房具屋でこのボールペンを目にしました。どうやらお店のイチオシらしく、「一度使ったら絶対にほかのボールペンには戻れない」というポップが目を引き、試しに1本買ってみることにしました。

 使い始めた頃は特に期待もしていなかったのですが、あるタイミングから急に書きやすさが増してきました。そうして、1カ月もしないうちに1本インクを使い切ってしまいました。今までボールペンのインクを使い切れたことが一度もなかったので、このときとても衝撃を受けました。それから、ずっとこのボールペンを使い続けてきました。

 私は普段から黒、赤、青のボールペンを使うのですが、複数色が入っているボールペンは太さやデザイン(芯を出すときのノックの部分)が好きではなく、いつも3本持ち歩いていました。しかし、これだとかさばるので何かと不便に思っていました。そんな中、このボールペンの最上位シリーズが発売されるのを知りました。

 この最上位シリーズはリフィル(替え芯のことです)を細くするなど工夫で太さが抑えられており、回転して芯を出す仕組みになっています。この時点で私のニーズをすべて満たしているのですぐにでも欲しかったのですが、当時5,000円以上していたので到底買えるはずもありませんでした。。。

 しかし、私がこのボールペンを欲しいというのをどこからか聞きつけた家族が、先日このボールペンをプレゼントしてくれました。

■モノへのこだわり

 私はそれほど物欲は多くない方だと思っていますが、モノへのこだわりは結構もっていると思います。特に仕事をする上で必要な道具にはかなりこだわりをもっていると思います。私にとってそのこだわりは自分の仕事の生産性を上げてくれるきっかけになると思っています。また、モノにこだわりをもつというのは、心にゆとりをもつことにも繋がるのではないかと思います。

 家族からプレゼントされたボールペンですが、使ってみた感じは書きやすさは今まで同じですが、重量感があり私の手になじむ感じですっかり惚れ込みました。おかげで今まで以上に手書きをすることが増えたような気がしています。

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