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第130回 「トシ取ったなぁ」と思ったら

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 最近、職場の人から「トシ取ったなぁ」って言葉を聞きました。昔は多少の無理が利いたのに、今では無理が利かなくなった…そんな思いが込められた言葉でしたが、そういえば、私にも思い当たる節はあります。そこで、今回は「トシ取ったなぁ」をネタに書いてみます。

■あの頃、君は若かった

 学生の頃、夜通し遊び、そのまま次の日学校に行ったことありませんでしたか? 社会人に成り立ての頃、同僚たちと朝まで飲んでそのまま次の日仕事に行ったことありませんでしたか? 私はそんな思い出がたくさんあります。学生の頃はロクに勉強もせず遊び呆けてましたが、気の合う仲間と徹マン(徹夜でマージャンすること)したり、友達の車に乗って行く宛てもなく夜通しかけて何百キロも遠出したりしていました。そして次の日「ねみぃ~なぁ~」なんて軽口を叩きながら学校に通っていたことがありました。また、社会人に成り立ての頃は仕事帰り、同僚と朝までカラオケに行き、そのまま仕事に出かけたこともありました。今にして思えば、本当に若かったなぁと思います。

 それじゃ今は? といえば、仕事帰りにどこかへ行こうとすることがほとんどなくなりました。これは今の私の仕事スタイルも関係していますが、今はほぼ毎週どこかしらに出張して研修やらセミナーやらの仕事をしています。これらは結構パワーを使うため、仕事が終わるとクタクタになってしまい、そもそもどこかに行こうという気力がなくなってしまうのです。また、ホテルに戻ってからも残った仕事や別の仕事をやらなければならないので、時間がないのも大きな理由になっています。しかし、私がもう少し若かったら仕事をとっとと終わらせて、一人でもどこか遊びに行ってたかもしれません。やっぱり、私も「トシ取ったなぁ」と思います。

■それは何に問題があるのか?

 そのため、私の場合は一見すると体力や時間といった物理的(フィジカル)に問題があるように思えました。しかし、それじゃ時間が空いたなら何かをするのかといえば、空いた時間で何をしたらよいか分からない自分もいます

分からない自分もいます:詳しくは、『第127回 空いた時間の使い方』をご参照ください。

 恐らく私の場合、仕事バカ仕事の鬼になりすぎて、自分が楽しいと思っていたことを少しずつ切り捨てていったのだと思います。その中には若かりしときに楽しかったこともたくさん含まれていました。しかし、それをひとつずつ捨てていった結果、最後は仕事しかなくなり、空いた時間に何をしたらよいか分からなくなっていたように思います。そう考えると、私は物理的(フィジカル)の問題ではなく、気持ち(メンタル)に問題があったのではないかと思います。

何をしたらよいか分からなくなっていた:今は『ぶらり途中下車の旅』という楽しみがあります♪ 詳しくは、『第127回 空いたじかn…(ry

■「トシ取ったなぁ」と思ったら

 正直なところ、モチベーションの面からも昔のように振る舞うのはもう無理です。居酒屋ではしゃぎ過ぎて全裸になったりして出禁を喰らうような真似は到底できません。しかし、それは決して悪いことではないと思います。「トシ取ったなぁ」と思ったら、今しかできないことをやればいいのです空いてる時間にぶらり途中下車の旅をしてもいいですし、吉政さんのように極上のコーヒーだけを楽しむ時間をつくるのも贅沢な時間の使い方だと思います。また、abekkanさんのように子供さんと一緒にいる時間をつくるのも大切な時間の使い方だと思います。

 こういった時間の使い方は、恐らく若かりし頃の自分にはできなかったと思います。だからこそ、今の私にしかできない、今の私にとって最高の時間を味わいながら、「トシ取ったなぁ」なんて軽口を叩いてみたいものです(笑)

Comment(2)

コメント

abekkan

高橋さんが居酒屋で全裸になっていたとは意外でした(笑)

abekkanさん、

意外ですか??
でも、そういえば今週abekkanさんと同じツッコミを入れられる方が何人かおられましたので、
やっぱり意外なのかもしれませんね。
一体、どんなイメージなんでしょ?(汗

若い頃は○○○で■■■したり、△△△の上に乗って×××××したりと、結構いろいろやってました。
今じゃ到底考えられないです。。。

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