Facebookは日本で流行るのか……その可能性を考えてみた

2011/01/25 12:45:29

 映画「ソーシャル・ネットワーク」が好評なようですね。僕も先日、観に行きました。Webの仕事をしていることもあり、技術的な話も面白かったです。また、会社(というかFacebookのサイト)の将来のために、本心では望まない決断をしてしまい、結果的に裏切り行為となってしまう、そんな経営者の悲哀みたいなものも興味深かったです。Facebookを少しでもご存知であれば、楽しめると思いますよ。

 映画ばかりでなく、「フェイスブック 若き天才の野望」という題名の書籍も、あちらこちらで宣伝を見ましたし、いよいよ日本でもFacebookが注目されてきたようです。

 しかし、現時点(2011年1月)で日本人のFacebookユーザーは100数十万人もしくは300万人とも言われていますが、1000万人は超えているmixiやGREE、モバゲー、そしてTwitterには遠く及ばない現状です。通説には「SNSとしてはmixiがあるから」「ミニブログとしてはTwitterがあるから」「実名制で怖いから」というのが日本の一般的なネットユーザーがFacebookを利用しない理由であるようです。

 果たして、この2011年にFacebookは日本で流行るのでしょうか(以下の内容は主観によるものです。客観性に欠けていたり詰めが甘い部分もあると思いますが、ご了承下さい。補足等ありましたらコメント欄に書いて頂けると幸いです)。

 個人的には、mixiやTwitterからユーザーを奪おうとしたらFacebookは成功しないと思います。どちらも国内では1000万人を超えるユーザーがいるわけで、ブームを超えて「インフラ」として国内では機能している面があります。その中で、「mixiやTwitterよりも良いコミュニケーションサイトだ」と訴えてもなかなかユーザーは乗り換えないのではないでしょうか。

 逆に言えば、mixiやTwitterとは違う面、Facebookでしかできないことを押し出す、または他サイトとの共存・共栄を図れば、Facebookは日本でも流行るのではないでしょうか。

 まだ自分自身、Facebookは登録したばかりのところで機能面のほとんどを把握できたわけではありませんが、個人的に面白い・流行りそうだと思うFacebookの使い方を考えてみました(下記のアイデアは、既に実施している方々や企業もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで一個人がふと思いついた使い方ということで、大目に見ていただけたら幸いです)。

■就職活動のツールとして使う

 Facebookのファンページ(mixiでいうコミュニティ機能のようなもの)を用いて企業が採用ページを作ります。応募者はFacebook内で企業情報を得たり、応募できたりするわけです。Facebookでの各応募者のつぶやき等も、企業側から見たら応募者の人となりが理解できますから、選考のためのツールのひとつにも使えるのではないでしょうか。

■企業や製品の最新情報を紹介する

 人材採用に限らず、企業のファンページ、もしくは製品のファンページを作成し、最新情報を流す場としてFacebookを使うというのはどうでしょうか。ファンページ内でユーザーとのコミュニケーションもできますし。よりユーザーに近い場で気軽なコミュニケーションをするならTwitter、という使い分けも可能だと思います。

■eラーニングの補助システムとして使う

 今のeラーニングには、受講者が学習する機能だけではなく、受講者同士もしくは担当講師に対する質問やコミュニケーションができるグループウェア機能なども含まれています。そのグループウェア機能であればFacebookを利用すればシステムを構築する必要が無くなるのではないかと考えました。アプリの連携等も利用すれば、Facebook上での進捗管理、学習システムにFacebookのアカウントでログイン、といった機能も実現できてしまうのではないでしょうか。

 「○○会社 2012年内定者」というようなファンページを作って、内定者同士の交流や、「入社前までに学習するように」と内定者に課した通信教育等の進捗管理といったこともできるかもしれません。

■個人のポータルサイトを作る

 ファンページは「一個人」のファンページも作れます。例えば僕もそうですが、ブログ(コラム)やってます、Twitterやってます、Facebookやってます、その他あちこちで……。といったような、アウトプットの場を複数もっている方が、それを繋げられる個人ポータルサイトのようなページをFacebookのファンページで作ってしまうというのはどうでしょう。今、僕も真剣に考えているところです。

■他サイトの知り合いとFacebookでコミュニケーション

 mixiやTwitterで気軽にフォローしあい、その人数も増えてくると、特定の人達とだけ、そのサイト上でコミュニケーションしたいと思っても難しくなる場合も考えられます(不必要な人にまでチェックされる等)。その場合に、Facebook上で友達になれば、その友達同士でチャットするなどして交流を深めることは可能ではないでしょうか。

 また、海外のFacebookユーザーは非常に多いので、そういった海外の方との交流もFacebookならやりやすいのではないでしょうか。Lang-8で知り合った人と「Facebookやってる?」といってFacebook上で友達関係になって、密に交流する。ということを想像しました(僕はLang-8の方はしばらくやっていませんが……)。

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 以上、自分なりのアイデアを考えてみましたが、まとめると「ビジネス寄り」な使い方であれば非常に使えるサイトだと思っています。実名制である利点ではあるかと。

 実名でネットでアウトプットすることに対する嫌悪感もよくわかります(僕もそうで、Facebookは実名ではじめたものの、このエンジニアライフ上で本名を明かす勇気は、まだちょっと湧かないです^^;)。しかし、ネットの外(現実)でも顔見知りで繋がりのある方々とネット上でコミュニケーションを取るには非常に有用なサイトだと、実際に使ってみて思いました(Twitterのときと同じで、友達の数が増えるほど面白くなります)。

 もし、Facebookが今後ユーザー数を伸ばし、国内でもmixiやTwitterに負けず劣らずのユーザー数を獲得できた場合、「実名でネットをすること」に対する一般的な価値観そのものも、今と変化してくるかもしれませんね。

iPhone/iPod touchは学習ツールとして有用か

2010/01/21 7:00:00

 1月の特集お題「生産性向上のしかた」

 というテーマをいただきました。

 TOEIC受験を決めた元々の理由は、iPod touchなどの情報端末(デジタルコンテンツ)を利用したら、どの程度まで英語力がアップするかというものでした。今回の連載では、気がつけば、書籍を購入するなど「スコアアップのために」手段を選ばなくなっておりますが(苦笑)、原点に立ち返り「iPhone/iPod touchは学習ツールとして有用か」というテーマで今回は書いていきたいと思います。

 あと2カ月(スコアが出るまで)待ちたいところでしたが、せっかくの機会ですし、スコアが低かったら説得力に欠けるので(笑)、今回取り上げようと思いました。

 先に結論を書きますと、iPhone/iPod touchは学習ツールとして非常に有用です。ただし、メインの学習ツールとしての利用は難しいです。

 iPhone/iPod touchの一番の利点は「携帯性」です。ポケットに入れておけば、いつでもどこでも利用できます。書籍とノートを使って勉強する場合や、PCのeラーニングで勉強する場合、PCのある場所や机に行って、「さて、勉強するぞ」と構えて、勉強をはじめる必要があります。対してiPhone/iPod touchであれば、どんな場所にいてもポケットから取り出して「ちょっとだけやるか」と気軽な気持ちで勉強できます。外出中でも、電車の中でも、トイレの中でも(笑)。(場所によっては周囲のマナーに配慮しなければなりませんが)ちょっと手があいた「隙間時間」にiPhone/iPod touchがあれば勉強できるわけです。

 ただし、iPhone/iPod touchを用いた学習に、それ以上のことを求めるのは難しいかと思います。ポケットに入るサイズ、ということは、ご存知のように、画面が小さいわけです。教科書の1ページ並の情報を、あの小さな画面1つに収めようとするのは無理があります。産経新聞のアプリのように、拡大・縮小・スクロールできる機能があれば実現できるかもしれません。ただ、新聞のレイアウトがああいった段組みだからアプリでも読みやすいのであって、参考書のアプリを作る場合だと、わかりやすい画面表示は難しいのではないでしょうか。

 結局、iPhone/iPod touchでの勉強は、漢字や英単語の「学習帳」や、対面講義やPCのeラーニングの補講としての利用を含めた「問題集」としては大変有用である反面、何かを一から学んでもらうためにiPhone/iPod touchを用る場合は、学んでもらう内容によっては実現は難しい(学習効果は期待できない)のではないか、と個人的には思っています。

☆★☆

 メリット、デメリットはありますが、工夫をすればiPhone/iPod touchによる勉強の学習効果は大いに期待できるものと思います。普通の携帯電話でもFlash LiteやJava製のアプリによりグラフィック性が豊かな学習ツールは作れますが、iPhone/iPod touchの方が、画面の大きさやグラフィック性、操作性(タッチパネル)で勝っていますから。

 若干話は飛びますが、もう1つ。日本の場合、普通の携帯電話が生活に深く浸透してしまっている関係でスマートフォンのシェア率は現在もまだ低いという点が残念に思います。ただ、iPhoneが一大ブームを築き、Androidも今後は伸びてきそうですから、スマートフォン市場自体、今後数年で大きくなるのではないでしょうか。

 すでに、社員にiPhoneを配っている企業もあると聞きました。現在スマートフォンを持っている方も持っていない方も、企業の教育担当の方も、eラーニングシステムの関係者の方も、隙間時間を利用したスマートフォンによる学習、既存のeラーニング環境との連携、ならびにスマートフォン市場自体に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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 ……今回の記事、「生産性向上」というテーマから外れているような気がしてきました(苦笑)。時間を有効に使って勉強しましょう、という意味で、ということで。……なんだかすみません……(笑)。

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コラムニスト プロフィール

浅見憲司(あずK)
Web系(LAMP)の運用・開発エンジニアを経て、埼玉県所沢市で「マテリアル所沢」を開業、パソコン教室の運営やWeb制作(請負)の仕事をしています。また、プライベートで「勉強会初心者のための勉強会」を主催しています。ITと教育、さらに、それらをつなぐことに関心があります。これからもいろいろと学び続けたいと思っています。

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