仕事なんかしなくてもいいじゃない
2013/03/29 9:00:00
タイトルだけ読むと何を言っているんだ感が満載ですが、半分は外れていないと思っています。というのも、日ごろいろいろな目的のために仕事をしていると思いますが、人によっては仕事が目的に入れ替わってしまっているのではないかと思える場面も見受けられます。朝から晩まで仕事だけを一所懸命にこなしていく事ははたから見ると素晴らしいことにも思えるかもしれませんが、果たして本当にそうなのでしょうか。
社会人としてはかなり不適切な趣旨になりますが、私としては仕事だけこなしている状態をあまり良く考えていません。反対に適度に仕事以外のことを交えることができる状況がベターだ、と考えています。管理者的な見方をすれば、仕事中に仕事以外をするのはいかがなものか、と怒られてしまうのでしょうが、私は逆に仕事中に仕事以外のことを行うのは、決して悪いことばかりではないと思うのです。
有名な話でGoogleが勤務時間の2割程度を自分のプロジェクトのために費やせ、というルールがありました。このルールを私は非常に気にいっており、実際に私もそれに近い形で日々を過ごしています。勤務中に今現在携わっているプロジェクトの業務以外のことをやる時間を、状況に合わせて調整しながら毎日用意して、その時に気になっている技術やニュースなどを調査したり、試してみたりといろいろなことに手を出しています。その効果は思っているよりも大きく、そのときは役に立たなそうな技術であっても、まったく違う場面でその話題を出せたり、使いこなすことができるようになった段階で自分の仕事に取り入れられたりと、プラスとなることの方が多かったのです。
また業務時間中にやることにはもう一つ大きな理由があるとも考えています。それは、自宅に帰るとやりたくなくなることが多いからです。業務時間にがっつりとPCを触っていると、帰宅してからは触りたくない、という人も多いのではと思いますが、そのような人こそ業務時間中に業務外のことをやるのが適していると思います。実際勤務時間中であれば、まだやる気もあるというかそこまでPCを触ることを体が拒否するのも少ないでしょうから、その時にこそ仕事外のことに手を付けるチャンスなのです。日ごろ調べてみたいなと思ったことへ挑戦してみるとか、最近話題になっているニュースを追いかけてみることで知識を増やしたりとか、できることが多々あるのではないでしょうか。
そうなってくると障害となるのがやはり管理者や上層部です。果たしてこのコラムがそういった層にまで届いているかは分かりませんが、もしこのコラムを見たのであれば、ぜひとも勤務時間中にこういった行動をすることを許してもらえないでしょうか。もちろん主たる仕事をないがしろにしてしまうまで没頭するのは問題がありますが、そうでないのであればこういった行動には目を瞑ってもらいたいのです。
このコラムでも何回か、自主的に行動することのメリットやその難しさについて取り上げたことがありますが、仕事でないことであれば結構自主的に動かれる方というのは多いと思われます。会社ではおとなしいけれども会社の外では別人のようだ、という人もかなりの割合であなたの会社にもいるのです。そういった方々がもっと活躍できるようになってもらうためにも、業務時間中に業務以外のことを行うのは非常にメリットの高いことだと思われます。
人間は不思議なもので、興味のあるものごとに関しては行動するためのエネルギーが湧きあがりやすいのですが、興味のないことに関してはものすごく低いというよりもほぼゼロに近いエネルギー量でしかありません。興味を持つことこそがすべての始まりにつながるのです。
そのきっかけを作るためにも仕事だけをこなしているようではいけないのではないでしょうか。自主的に行っているのであればまだしも、会社で仕事として行う作業にそこまでのエネルギーを発生できる人は少ないです。そして業務を改善していこうといった、そのように行動できる方の数はもっと少ないのです。ですがこういった業務外の事を行うことで、それがきっかけとなることも十分考えらるのです。仕事だけを行っていてはそれはなかなかに得難いのではないでしょうか。
ぜひ、これを読んだ皆さんも、何か違うことに手を出してみてください。そして興味を持つことを増やしてみてください。それはきっと皆さんの糧になることだと思います。




Ahf