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レッドビーシュリンプの憂鬱 -謎の男、五十嵐氏とリーベルG氏

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 「レッドエビシュリンプ? この話にエビなんか出てきたっけ?」

 甘エビのから揚げをつまみにビールを飲みながら読んでみた。

西からやってきた男

 西からやって来た男、五十嵐トクロウがコンサルタントとしてH&Gコンピューティング社を大きく変える。実力のある若手を使って老害となる使えない中年を切り捨てる、という話だ。爽快に思える一方、自分も切り捨てられるようになってしまわないかと不安になる。

 北からやってきた男、Ahfさんの書評では、エンジニアは常に勉強していく必要があるか向上心のないエンジニアは切り捨てるべきか年齢を重ね最新技術についていけなくなったエンジニアは切り捨てるべきか、の3つの視点で考えが述べらていた。たしかにそういうことを考えさせられる話だ。3つ目についてはいいのか悪いのか結論を出すのは難しいかもしれない。

この本をどう使うか

 この本を買わなくても、巻末の特別編以外はこのサイトで読むことができる。でも、あえて本を買う理由はある。

 この本を職場か自宅の目につくところに常に置いておこう。「エンジニアは常に勉強していく必要がある」というのがこの本の教訓だ。この本を見るたびに「勉強しなくっちゃ」と、エンジニアとしてのやる気をだすことができればそれだけで儲けものだ。モチベーションを維持するためにもこの本を持っておくことをお勧めする。

五十嵐トクロウ、リーベルG は何者なのか?

 五十嵐トクロウ、西からやってきたこの男はいったい何者なのか? 結局、いいヤツだったのだろうか? それとも危険な存在なのか? Webにはなかった最後の「特別編」に彼の過去に苦労した話が書かれている。けれどもまだ謎は残される。

 そして、著者のリーベルGは何者なのだろうか? 私はエンジニアライフのコラムにストになってもう5年になる。常連のコラム二ストの半数とは面識があるし、それ以外のコラムニストの多くとはネット上で交流がある。

 けれども、リーベルG氏は例外だ。彼についてはコラムニスト仲間の間でも謎につつまれていて誰も素性を知らない。その小説の文面から、ITエンジニアとしてはかなり実装経験があって詳しいようだ。そして章のタイトルから、洋画や洋書を好んで観たり読んだりしているようだ。また、小説の舞台によく横浜が登場する。横浜市民なのだろうか? 「彼」と呼んでしまったが、実は高村ミスズのような女性なのかもしれない。

 このエンジニアライフのコラムニストの中には本名と顔写真を公開して、こんな文章を書く私はどんな生活をしているかと言うと以下のFacebookアカウントを見てください、などとオープンにしている人もいる。その対極として謎だらけのコラムニスト(というより小説家)がリーベルG氏なのだ。なんでもありのこのエンジニアライフ。こんな謎めいたコラムにスト(というより小説家)もいてはいいのではないだろうか。

 謎の男(?)、あべっかんでした。

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Comment(2)

コメント

ksiroi

AIの可能性を提唱したい
世界に先駆け職を奪われた小説家の怨嗟と怨念が作り出したデジタルアンサーチャブルオブジェクト(DAO)に違いない

えびおいしいよね

abekkan

>Ksiroiさん

また、返答が難しくなるようなコメントを。。。(笑)

はい、エビはおいしいですね!(^_-)-☆

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