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仕事モードのOnとOffをはっきり切り替えるべきか?

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 「よーし、終わった。仕事のことは月曜日まで忘れよう!」

■OnとOffを区別するべき

 私は長年サラリーマンをやってきて、OnとOffを使い分けてきた。仕事が終わって会社を一歩出たら仕事のことは考えない。家では技術の勉強をすることはあっても、辛い仕事のことは考えずにリフレッシュする。それによってストレスに潰されることもなく過ごせてきた。

 経営者や管理職や年俸制の人 以外のサラリーマンは時間給で働いている。自分のスキルアップのための勉強をすることはあっても、会社のためだけの仕事のことをアフターファイブ(実際はアフターテン?!)や休日にまで考える必要はない。仕事のことだけ考えて一生を終える社畜になるのはごめんだ。それに仕事のことは忘れてリフレッシュした方が心にも体にもいい、と私は思ってきた。

■起業家にはOffなどない

 最近私はIT系以外の個人事業者や経営者と話をする機会が多くなった。そこで感じたのは、彼らにはOnとOffという区別は無いということだ。酒の席で飲んでいるときでも、彼らの仕事モードはOffではない。仕事につながるネタや人脈を常に探しているのだ。私も酒の席でI氏に誘われて別のサイトにコラムを書き始めたし。

 自分で仕事を立ち上げている人にはOffの時間なんて無いのだ。でもストレスを感じないのだろうか?

■起業家は趣味が仕事

 サラリーマンから転職して起業する人のサポートを行っているM氏という人の話を聞いた。M氏はこう言っていた。起業するなら自分が本当に好きなことをしなさい。夢中になって徹夜してやっても苦に感じないことを。好きでないことを仕事にしたら、辛いことがあったときにストレスを感じてしまって起業が失敗する、と。

 成功している起業家は、みんな仕事を楽しんでいるそうだ。仕事が趣味でもある。だからOnとOffの区別など無いのだ。嫌なことを我慢して給料をもらっているサラリーマンにとっては、これって羨ましいことだ。

■OnとOffを区別しなくても

 サラリーマンであっても、OnとOffを明確に区別しすぎなくてもいいのではないか、と私は最近思うようになった。普段の仕事で解決しなければいけない課題を仕事時間以外にも思い出して、開放的な青空の下で、またはアルコールでハイになった状態で、じっくり考えてみる。すると職場では思い付かないようなアイディアが出てくるかもしれない。

 「辛い仕事」は思い出さなくていい。あの課題をこんなふうに解決できたらいいな、とドラえもん的な発想もアリで楽しくクイズを解くように考えてみる。それを何度もやっていれば、難しい課題も解決できるかもしれない。

 私は仕事=趣味 にしようとは思わない。社畜にもなりたくない。でも、OnとOffを明確に区別せず、楽しみながら仕事のことを考えることもいいなあと最近思うのである。

 サラリーマンのあなた、どう思う?

 そして仕事中には、今度のコラムは何を書こうかなあと仕事以外のことを考えている(?!)あべっかんでした。

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

派遣ちゃんなのでサラリーマンではありません。あしからず。
たしかに、経営側だったときは好きでやっていたのでOffはなかったですね。
あー・・・でもですね。

起業して経営者になるってことは、お金のことを考える時間が増えるってことでもあるんですね。
特に資金が苦しくなってくると銀行との交渉が難しくなるわけで、
この状態になると納期の迫った仕事も手につかず苦しかったです。
お金のことを考えるのが苦手なのでしょう。
これを専門にやってくれるスタッフがいればプレイングCEOも
楽なのかもしれません。

ところで結果論ですが、ほぼ全ての趣味を仕事にしてきちゃいました(笑)。

abekkan

> 仲澤さん

ほぼ全ての趣味を仕事にするとは素晴らしいですね(^^)/
うらやましいです。

私は趣味でコラムを書いても原稿料がもらえません(-_-;)

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