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自費出版と商業出版、違いはココだ!

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 あっ、高橋さんも!

 以前のコラム「コンテスト形式のイベントは盛り上がるゾ!」で、電子書籍出版コンテストで合格して2冊目の電子書籍を出版することになったとお知らせした。すると、先週のコラムでキャリアコンサルタント高橋さんも2冊目を出すと言う。私が1冊目を出したのも高橋さんと同じ時期だった。また同じだ!

■自費出版と商業出版

 私が出した1冊目の電子書籍「忙しいSEも『育児ナシ』を卒業!」は自費出版。自費出版なら出そうと思えば誰でも出せる。私は面倒な手続きや表紙のデザイン等は業者に任せた。あとはタイトル決めと誤字脱字の修正も協力してもらった。でもそれ以外の本文の内容は全て私が一人で決めたのだった。

 それに対して今回は出版社を通しての商業出版。自分だけで書いた自費出版と何が違うかというと...


■編集で不要な部分はカット

 編集にはいろいろな要素があるが、一番大きいのは不要な文をカットすることだろう。私がコラムを書くときも、まずは思ったことや言いたいことを書き連ねる。あとで見直して重複する文や話を展開するのに不要な文をいくつもカットする。そもそも普通に書くとついつい余分なことまで書いてしまったり、不要な言い換えをしてしまうものなのだ。このエンジニアライフの他のコラムでも不要な文がいくつも残っているものもある。だらだら書かないでもっとまとめればいいのに、と思うことがよくある。

 編集ではそんな余分な文はカットされる。自分でやろうとすると、せっかく書いた文だからと残してしまいがち。他人が編集すると容赦なくカットされる。そして必要な文だけが生き残っていい文章になるのだ。

■読者の視点を意識して

 私が書くのは小中学生の親向けの本。親が子どもに勉強をどう教えるかという内容。それをどういう方針でまとめていくかを出版社と話し合った。

 ビジネス書を読む男性読者を意識して表紙やタイトルはビジネス書っぽくしよう。~の教え方を知りたいという読者の気持ちを想定して、算数はこれ、国語はこれ、というように教科ごとにまとめてはどうか。小学生編と中学生編に分けた方がいい。などのいろいろな視点からのアイディアが出された。

 やはり出版社のプロが、それも複数の人で読者の視点を考えると、私だけでは思いつかなかったアイディアが出てくる。

■コラムを書くときも読者の視点を意識して

 私はこのコラムを書くときも、自分が書きたいことだけを書いているつもりはない。自分が書けることの中で読者にとって「役に立つこと」か「笑えること」を書こうと思っている(後者になることが多いが)。読者の視点は考えているつもりだった。でも、今回の出版での出版社との打合せややりとりで、自分一人だと、読者の視点を考えるところがまだまだ甘かったな、と反省した。これをこれからのコラムを書くときにも活かしていきたいと思った。

 ということで、11月末に電子書籍を出版する予定です。宣伝でした! ちなみに宣伝は、自費出版と商業出版では一番大きく違いますね。

 abekkanでした。

Comment(4)

コメント

こんにちはー。

商業出版、おめでとうございますっ!
出版されたら、ぜひ買わせていただきますね!

将来、お子さんをもつ親御さんに向けたキャリコンの本を書きたいなぁと思っていましたので、ぜひabekkanさんの本を参考にさせてもらいますね

それにしても、なんという偶然。。。

オライリーのHACKシリーズにしてもらえれば長く読み継がれるかも。
てなわけでePUB/PDFの可能性も追求すればどうでしょうか?
あるいはアマゾンにオンデマンドで印刷出版の契約オプションを提案するとか?
メリットは「サイン会開催」を理由に集まる機会をひねり出せることくらいでも。

なにはともあれ出版おめでとうございます。
無責任な他人事発言で失礼しました。

abekkan

> キャリア・コンサルタント高橋さん

ありがとうございます。
1冊目も2冊目も、コラムを書き始めた時期も一緒ですからねえ。バイオリズムが同じなのかもしれませんね(^^♪

abekkan

> nsh1960 さん

オライリーのシリーズとは、格も値段も桁が違いますから(^^;

でも売れ行きがいい本は、出版社の方でアマゾンのオンデマンド化しているようです。

応援ありがとうございます!

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