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「新しくなくてはいけない」という呪縛を解く甲子園の古い曲

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 「清宮打ったっー!」

 今年の甲子園は盛り上がっている。

 

■古い曲で盛り上がる甲子園

 王貞治の始球式で始まった今年の高校野球甲子園大会。王氏の母校の早稲田実業の活躍もあって盛り上がっている。

 猛暑の甲子園では選手だけでなく応援団も頑張っている。ただちょっと気になったのはブラスバンドの応援歌。なんか同じ曲が多いなあ。しかも古い。「宇宙戦艦ヤマト」、「ルパン三世」、「パラダイス銀河」、「サウスポー」。一番古いのは「狙い撃ち」。昭和40年代のヒット曲だ。今の高校生が知るはずもない昭和のヒット曲の数々。なぜか古い曲ばかり。

 ついでに突っ込むと、ピンクレディーの「サウスポー」は王貞治を打ち取ろうとする歌詞だ。ピッチャーの応援歌なのに攻撃時に使うのは選曲ミスだろっ(笑)。

 

■常に新しくなくてはいけない

 Windows10にアップデートしたという話をよく聞くようになった。私はまだWindows8も使いこなせていないのに。

 新しいものを作るのがエンジニアの仕事だ。WindowsXPや古いバージョンのアプリケーションでも別に不満はなかったと内心思いながらも、新しいバージョンのソフトウェアを作る。古いバージョンはサポートが切れます。新しいバージョンにアップデートしてください。そう言ってユーザーに最新バージョンを売りつける。常に新しいものに対応して変わっていくのがいいことだ新しいものに対応できない人はダメな人間だ。そう言い続けてエンジニアは食いぶちを作ってきた。

 エンジニアとして過ごしていると、いつまでも古いものを使っていることに後ろめたさを感じてしまうことがないだろうか? 新しくなくてはいけない、という呪縛にかかっていないだろうか?

 

■古くたっていいじゃない

 高校野球の応援歌で、昔の曲を思いっきり演奏しているのは、ある意味で気持ちいい。古くてもいいんだ、とホッとする。

 古い曲が演奏されるのは、選手からの「あこがれの先輩と同じ曲で」というリクエストがあって、それが代々引き継がれているためだということが多いらしい。あこがれの先輩への想いが代々引き継がれるっていうのは微笑ましいことではないか。

 高校野球を見ていると、「新しくなくてはいけない」という呪縛から開放される。昔ながらの高校野球を観戦することは、エンジニアがリフレッシュするのにちょうどいいのかもしれない。

 でももし私が選手だったら、古い昭和の曲じゃなくって大好きなPerfumeのレーザービームでもリクエストしようかなあ。

 「あべっかん打ったっー!ライト前ヒット」

 「と思ったら、ライトからのレーザービームで一塁アウトっ」

 選曲ミスには気をつけよう!

 abekkanでした。

 「高校野球の応援は昭和の懐メロメドレー」

Comment(3)

コメント

仲澤@失業者

本文とは無関係です。「古い」ってのにかってに反応しましたorz。
某NHKで、CG版のサンダーバードをやってましたが(リメイクのようです)、
メカがリフレッシュされてなかなかかっこいいです。
2号の空力的不自然さもあいかわらずでした(笑)。
どうせ新ネタがないなら、大昔のリメイクをどんどんやってほしいですね。
・・・おっさん的には。

ちなみに、We will rock you(Queen) も良く演奏されていますね。

どの学校だかよくおぼえてないけど『海のトリトン』のOPテーマも繰り返し聴かされた。

abekkan

> 仲澤さん、nsh1960 さん

コメントありがとうございます。
いろいろな高校が、競うかのように古い曲を出してくるのは面白いですね。
そういえばこんな曲もあった、懐かしい、と思い出したりします(^^♪

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