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受験もアジャイル開発も思い込みが大切!

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 「英語が時間内に解き終わらなかった~!」

 長男が大学入試で苦戦している。

■過密なスケジュール

 日月火、木金、月。私立大学をたくさん受験した。ハードなスケジュールだ。浪人は避けたい。試験当日体調が悪くなるかもしれない。苦手な問題が出るかもしれない。というリスクをあれこれと考えていると、受験する数が増えてしまった。でも、ちょっと多すぎたか!

 初日は、「英語が時間内に解き終わらなかった~!」。2日目は、「数学で大失敗した~!」。おいおい、大丈夫か?! 帰宅してから何時間かで足りなかったところを勉強し、作戦を立てて次の試験に臨む。これを繰り返した。

 体力的にはきつかったろうが、だんだん調子が出てきた。これって、短期の開発を繰り返すアジャイル開発みたいだ。

■アジャイル開発

 アジャイル開発では、製品のリリースを繰り返し、次のリリースまでに機能を追加しバグを修正する。そのサイクルが短ければ、コストはかかるが短期間で製品の質は向上するはずだ。

 しかしサイクルが短すぎると、バグを見つけてもその対応策が付け焼き刃的になってしまう。根本的に直そう、ということにはなりにくい。

 また、1回のサイクルでいくつかのバグにパッチを当てたところで、品質が飛躍的に向上するわけではない。でもそれを繰り返してバグ曲線の傾きがわずかでもなだらかになれば、バグは収束してきている(はずだ)と思い込むことができる。もうすぐ製品が完成するという希望が持てるのだ。

■繰り返すことの効果

 受験の話に戻る。試験で失敗して翌日までに復習する、と言っても、復習したことが次の試験にすぐ出るという可能性は極めて低い。でも本番の試験の場数を踏んで復習を繰り返すことで、欠陥(バグ)はほとんど残っていないはずだ、という思い込みを持てる。繰り返し回数により安心感が得られる。

 実際の品質よりも、これだけ繰り返したんだからバグがほとんど残っていないはずだ、という思い込みを持てることが、繰り返しプロセスの効果なのではないだろうか。ポジティブに考えて希望を持つのだ。受験勉強でもシステム開発でも。

 abekkanでした。(受験中のためオチはつけません!)。

 「私立大学の受験スケジュールは余裕が無いほうがいいかも」

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