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笑顔でコーディングしてますか?

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 「♪♪♪~(バイオリンの調べ)」

 こんにちは、第4バイオリンです。 じゃなかった、abekkanです。先日、第20回ユネスコ音楽祭に行ってきた。そこでバイオリンの演奏を聴いて思ったことがある。

■笑顔のバイオリニスト 二村英仁

 この音楽祭でのメインはバイオリニストの二村英仁氏。二村さんは世界的に活躍しているバイオリニスト。東日本大震災後は被災地を訪れたり各地でチャリティーコンサートを開いたりして復興支援に尽力している。バイオリンの腕だけではなく人柄でも人気がある。被災地や被災地の子ども向けのキャンプ場などに訪れては一緒になって音楽を楽しんで人々を励ましている。

 この日の音楽祭の第一部は二村さんと5人の奏者による「四季」の演奏。バイオリン、チェロ、コントラバス。6人だけのオーケストラ。演奏中ときどき、二村さんは他の奏者と目を合わせてはニコッ! なんか楽しそうだ。

 アイドル歌手やロックバンドのライブでもミュージシャンはいつも笑顔だ。その笑顔はファンと一体になって盛り上がったことによる喜びの笑顔だ。それはそれですばらしい。

 ところが二村さんの笑顔が違うと感じたのは、演奏そのものを楽しむ気持がにじみ出てきたような笑顔だったからだ。私にはそう感じられた。

■笑顔でコーディングしてますか

 私は仕事中、笑顔になっているだろうか。いや、いつもつまらなそうなシケタ顔をしているに違いない。仕事が増えた、またバグだ、今日は早く帰りたいと思っていたのに。笑顔になるのは休み時間にオヤジギャグを言うときくらいだろうか。

 もともとは好きで選んだはずのIT業界の仕事なのに笑顔になっていない。仕事そのものを楽しめていない。

■笑顔をつくれば楽しくなるはず

 私はときどきスポーツジムでボクササイズなどのレッスンに参加している。45分間のレッスンはかなりの運動量でけっこうキツい。汗がダラダラ、もう足が上がらない。あと15分もある。なんでわざわざこんな苦しいことをしに来なければいけないんだ、と思ってしまうこともある。

 そんなときに前に立つインストラクターの顔を見てみる。若い美人インストラクターは汗だくになりながらも、顔はニコニコしている。それを見て、私も無理やり笑顔を作る。するとキツかったレッスンも少しだけ楽しく感じるようになり、なんとか最後までがんばることができる。

 仕事も無理やりにでも笑顔でやっていれば、少しは楽しく感じられるようになるかもしれない。そしていつの日か、二村さんのように心から楽しんで仕事ができるようになりたいものだ。笑顔でコーディング。笑顔で仕様作成。笑顔で部下にお説教(!?)。

 そんなことを考えさせられた音楽祭。たまにはバイオリンを聴いてみるのもいいものだ。

 第4バイオリンでした。違うって、abekkanでした。

 

■おまけ

 先日出した電子書籍、「忙しいSEも育児ナシを卒業!」ですが、何人もの方に宣伝、応援をしていただきました。うれしいものですね。ありがとうございます。(^^♪

 

「ユネスコ音楽祭で聴いたプロと小学生のバイオリン」

Comment(4)

コメント

仲澤@失業者

自然な笑顔はリラックスしたときにしか出ないそうですよ(^^;)。

プログラマにとって、笑顔は狂気とセットになっているかもしれません。
あ~っはっはっはっはっはっはっとコーディングする人。
にこにこしながらリターンキーを強打。
にた~っとしながらマウスをカチッ。
・・・ってことで、笑い顔はコーディングに不向きかもしれません。

そう言えば、エアロビ競技の張り付いた笑顔も好みではありません。
・・・ムキムキ筋肉にとってつけたような笑顔がまるで・・・生気無し。
特に男子(笑)。

abekkan

> 仲澤@失業者さん

狂気の笑顔ですか。そういえばリラックスして仕事ができることってないですね。
コーディングには不向きなんでしょうかねえ(+_+)

幸いにも私が行くジムにはムキムキ筋肉でエアロビをやっている男は見かけません。そのへんのオジサン、オバサンばかりです。よかった(のかな?)

第3バイオリン

abekkanさん

こんにちは、第3バイオリンです。

たとえ第3バイオリンを倒しても、いずれ第4、第5のバイオリンが必ずや現れるだろう…
なんて冗談はさておいて。

笑顔で仕事ができること、素晴らしいと思います。
私は二村さんのことはこのコラムで初めて知りましたが、
プロの演奏会を聴きに行くたびに、楽しそうに演奏して、大勢の人を笑顔にする仕事をしていることをうらやましいと思います。

ただ、笑顔に満ち溢れたステージの裏で、
観客には決して見えないところでどれほど地道な努力をしているか、
毎日何時間も練習して、演奏会ひとつ開催するために大勢の関係者に何千回と頭を下げて、
家族や親戚、友人までありとあらゆる人脈ネットワークをあたってチケットを配って回っているか、ということも考えてみたりするのです。

abekkan

あっ、ほんものの第3バイオリンさんだっ!

ものまね大会で ご本人に登場されたような気持ちです(^_^;)
失礼しました。

笑顔の裏には地道な努力がある。きっとそうなんでしょうねえ。
笑顔になれるように私もがんばらなくては!

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