目は口ほどにものを言う

ワークスタイル

» 2014/05/20

 　「目で操作できるっておもしろい！」

　先日、次世代メガネ「JINS MEME」が発表された。目の周りの筋肉の動きなどを検知してスマートフォンと連動する。つまり目の動きでスマホを操作できるというもの。関連記事はこちら。

■手を使わなくても操作できると便利

　Google Glassと組み合わせれば、手を使わなくても目だけでスマホを操作して出力画面を見ることができる。これを応用すれば、身動きのできない満員電車の中でも目で操作してパソコンを使うこともできる。あるいは試験官にバレることなく、目だけで操作してカンニングができるような装置が登場するかもしれない。

 また、手を使わなくても、標的をにらむだけで情報が表示されるなんていうのもできるだろう。。これは楽しそうだ。まるでターミネータになったみたい。

■目は口ほどに物を言ってきた

　人間の目はただ映像を入力するだけではなく、これまでもたくさんの情報を出力してきた。目を細くする、目を三角にする、目から火が出る、目が点になる、目の色を変える、目を皿にする、目をつける、目を覆う、目が飛び出る。こういった「目」がつく言葉がたくさんあることからも、目は出力装置としても重要な役割を果たしてきたと言えるだろう。アイコンタクトでいろいろな気持ちを伝えられる。

　じーっと見つめてパッと逸らす。この一瞬目が合う行為は小悪魔が男を落とすときの有効なワザだそうだ。情報機器なんかなくても、昔から目は口ほどに物を言ってきた。

■ウェアラブル端末をつけるとサイボーグ化する？

　身に付けるウェアラブルなギアは楽しそうだ。ターミネータになった気分だ。でも、そういうものばかりを使うようになると、体がサイボーグ化してしまって、昔ながらの目を使った微妙な意思疎通ができなくなり、人間らしさが失われてしまうのではないか。それがちょっと心配だ。

　ちなみに意志の強い私は、目で仕掛けてこようが、小悪魔なんぞに落とされたことはない。

　「abekkanを落としたいって思う小悪魔なんていないからよ！」

　そ、そうだったのか(^_^;)。 　abekkanでした。