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プロジェクトリーダーは根拠のない自信を子供から学ぼう

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  「インタビューでは、なんて言えばいいかなあ?」

 この子は優勝してインタビューされる気でいるよ。その自信はいったいどこから来るんだ?!

■ピアノのコンクール

 うちの次女がフレッシュ横浜音楽コンクールの本選(小学2年以下の部)に出場した。ピアノを始めてまだ1年半。上手でもないので予選落ちすると思っていた。ところが予選で運よく失敗せずに弾けて意外にも本選に勝ち残った。

 本選の出場者はみんなすごく上手い。コンクール慣れして落ち着いているし、牛田智大君のように恍惚とした表情で弾いている子もいる。うちの次女もなんとか間違えはしなかったものの、他の子たちと比べると見劣りしてしまう。かなう相手ではないな。本選に参加できただけでもよしとしよう。

■根拠のない自信

 弾き終った後、しばらく時間があったので、演奏用のドレスから普段着に着替えた次女を連れて私は外に出た。一応表彰式を見ておくか、と夕方コンクール会場に戻ってきた。すると次女は、

 「ドレちゅ(ドレス)に着替える」と言い出した。おっと、表彰される気でいるようだ。さらに舞台に置かれたマイクを見て、「インタビューでは、なんて言えばいいかなあ?」

 優勝インタビューされる気でいるよ。そもそもあのマイクは司会者用でしょ。優勝者にインタビューなんてしないだろ、きっと。しかし、その自信はどこから来るんだ!?

 しかし本人以外のみんなの予想どおり、次女は入賞することはなかった。残念。

■根拠のない自信って必要だ

 根拠のない自信が必要なときってよくある。特に必要なのはスポーツで。「必ず勝つ」「絶対にシュートを決める」と思っていなければいいプレーはできない。

 我々の仕事でも根拠のない自信は必要だ。始まる前からプロジェクトマネージャーやチームリーダーが不安な顔をしていたら、顧客も心配するしメンバーの士気も上がらない。前途多難なときでも、カラ元気でもハッタリでもいいから自信を持って、笑顔でいるべきだ。「罪と罰」の五十嵐さんだって自分のやり方には自信たっぷりだ。根拠がなくても自信を持って「きっとできる!」と信じていればできるかもしれない。少なくとも、「できない」と思っていたら絶対にできない。

 失敗経験が少ない小さな子供は根拠のない自信を持っていることが多い。子供を見習って、我々も根拠のない自信を持ち続けていたい。

 ところで私が持っている根拠のない自信と言えば・・・・・・。私のコラムのオチは一番面白い、かな?!(^_^;)

 abekkanでした。

 関連コラム:「レレレのレ? 障害発生!-ピアノの発表会でリスクマネジメントを考える」

        「ピアノのコンクールは、STEINWAY&SONSで」

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