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ITコミュニティ秋祭り・リターンズに、帰ってきたヨッパライ

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 「ビール、おかわりお願いします!」と、ステージ上から追加注文。

 ITコミュニティ秋祭り リターンズ。2カ月前くらいからこのサイトで宣伝されていたこのイベント。「勉強会ではなくお祭りです」と書いてあったが、いったいどういう感じなのか私は想像できなかった。分からないので行ってみた。

 勉強会とかのコミュニティ活動にどんどん参加しようという趣旨(かな?)で、コミュニティ活動に興味がある人が集まっていた。コミュニティ活動に積極的に取り組んでいる人たちが熱意を語った。

■テーマ別の座談会

 先に第2部の紹介から。来場者がいくつかのテーブルに分かれて、特定のテーマについて語り合う。いわゆるワールドカフェ形式の座談会。

 「発表をしてみたいけど何を話したらいいか分からない」というテーマのテーブルに私は参加した。LT(ライトニングトーク:5分程度の短いプレゼンテーション)をやって何かを話してみたいけど、話せるほどのネタがない人はどうすればいいか、というテーマだ。進行役のY氏は話し方も上手で参加者を盛り上げてうまく話を進めてくれた。さすが、LTの熟練者だ。そこでは、こんな結論が出てきた。

■技術的レベルが高くなくてもいい

 私は大勢の人の前で技術的な話をするには、その技術の熟練者でなくてはいけない、と私は思っていた。ところが……。

 このテーブルに来たH氏は、Rubyの初心者だったころに、大御所の前でRubyについての発表をしたという。それを聞いていたRubyの大御所に、「なるほど、初心者はそういうところで苦労しているのか」と、ためになって良かったと言われたそうだ。技術の内容だけの話ではなく、自分が「どうやって取り組んだか」という話にすれば、熟練者でなくても興味を持たれる話ができるようだ。

■組み合わせれば第一人者

 1つの技術について語ろうとすると、独自の話題ってなかなか見つからない。だが、自分が得意な別のことと組み合わせると独自の視点の話ができる。それは趣味でもいい。

 進行役でもあるY氏は、趣味のカポエラーと組み合わせて、カポエラーとITの共通点を語ったという。「カポエラーもやっているIT技術者」なら自分が第一人者になれる。

 私も、書くということでは組み合わせを使っている。「プロジェクトマネジメント」「子供4人の子育て」を組み合わせて、「かしこい子を育てるプロジェクトマネジメント」というテーマでブログを書いている。このやり方は、話すときも書くときも同じだな と思った。

■すべて理解されなくてもいい

 結局、興味を持ったこと、熱心に取り組んだことについて、いかに熱く語れるかが重要だという結論になった。しゃべったことをすべて理解させようと思わなくてもいい。「なんかよく分からないけど、○○って楽しそうだな」と思わせられれば、LTとしては成功だって。

 コラムを書く場合は、理解させられないことを書くくらいならその部分は削ってシンプルにするように私は心掛けている。だがLTでは理解させられなくても、気持ちを伝えることはできそうだ。それだけでも意味がある。ここはLTとコラムで大きく違うところだと感じた。

■パネルディスカッション

 順序が逆になったが、第1部ではパネルディスカッションが行われた。ステージに数人ずつのパネリストが登場して、コミュニティに参加することについての意見や、LTで発表したときの体験談を熱く語った。

It_community

 ただ、普通のパネルディスカッションと大きく違うことがあった。パネリストはビールを飲みながら発言している。自分にマイクが回ってくるたびに、

 「すいません、ビールおかわりお願いします。ところで、私は……」 って、飲み過ぎだろっ!

 こんなイベントだということが分かった。

 abekkanでした。

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