いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

フタエノキワミ、アッーーーー!!

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君はフタエノキワミをご存じだろうか

知らないならググれ。以上。詳しく説明をする気はないが、漫画「るろうに剣心」の脇役、相楽左之助の使う技の名前だ。こつ、こつ、っと拳を上手い具合にたたき込むと破壊力倍増、でっかい岩も簡単に粉々。すごいね!という技だ。たぶん、少年ジャンプを読んでた人ならだいたい知っているだろう。少年マガジン読んでた人は知らん。

漫画「るろうに剣心」がアニメ化され海外でも放映された。海外版の相楽左之助が二重の極みを使った時、技名の叫び方のインパクトが強かったため、いろいろな動画やらなんやらが作られて、「フタエノキワミ」という、呼ばれ方?ジャンル?かよく分らないが、「フタエノキワミ」というのが人に知られるようになった。

早いもので、あれからもう十年経っているのだよ。当時、中学生くらいだったのがが、活きの良い社畜としてブヒブヒやっているのだ。時間の流れを感じさせる。そして、ネタとしての「フタエノキワミ」もほとんど忘れ去られている。時間は人を変化させ、ネタを風化させていくものだと痛感している。

いろいろと掘り返して、「フタエノキワミ」を見ると、クリエイティブな作品が多く存在するんですよね。こういうところに注ぎ込まれる日本人の情熱ってすごいと思う。「フタエノキワミ」が流行った当時、「フタエノキワミ」だけでラップみたいな音楽作ってる人までいた記憶がある。そこまでやる人って、けっこう人生楽しんでるなと羨ましさを感じる。

実はエンジニアライフができたのもこの頃らしい

今更「フタエノキワミ」で盛り上がれる人は少ないだろう。まして、当時知らなかった人、例えばエンジニアライフ担当の肉食系編集者さんもそうだろうと思うが、何のことやら分からないと思う。エンジニアライフ十周年なのでコラム書いてくれと言われたので、あえてコメントしずらいネタでコラムを書くという嫌がらせだ。

「フタエノキワミ」はもう見ることもなくなったが、エンジニアライフは読み続けられている。私が書き始めたのは四年目くらいのところだっただろうか。かれこれ書き続けて、書こうと思ったことが不自由なく表現できるくらいにはなった。おかげで、「書け」といわれて、カレーを煮込んで皿に出すくらいのノリでコラムが書けるようになった。

思えばエンジニアライフというのも特殊な空間だと思う。エンジニアの情報発信といいつつ、投稿者の半分くらいは小説を書いてる。私も顔出しじゃ言えないような爆弾発言を連発してもとがめられない。それどころか歴代編集者のコメントは「いいぞ、もっとやれ。」だ。散々好き放題書いておいて言うのもなんだが、メディアとして頭おかしいだろ。

ただ、炎上覚悟の発信が許されているのここくらいなものだろう。こういう場所は貴重だと思う。だからこそ、本音に近い物言いができる。普通、このコラムのタイトルで公開したら、今後の投稿を全部弾かれるだろう。また、技術系の情報発信なのに、なぜか小説が伸びて出版までされてしまうという現象も起きている。エンジニアライフを「野生の動物園」と表現した編集者さんがいたが、まさにそれだと思う。

編集者さんからきた依頼を業務的にこなす

で、隠居したコラムニストにわざわざコラム書けと言ってきた編集者さんから一つ課題が出ている。エンジニアライフの発足したのが、十年前の9/10らしい。なので、「10」にちなんだコラムを書けというのだ。うぁー、無理難題言ってくるなぁと思いながら、しぶしぶとネタを考えた。ぶっちゃけ、よい子のやるような対応はやりたくない。極限まで編集者さんがコメントしずらいネタを考えてやろうと思った。

そこで「フタエノキワミ」だ。この「二重の極み」という技を使っていた相楽左之助だが、この技技を教えてくれたのが「十本刀」という敵さんの集まりのお坊さんだった。「十本刀」とは何かについてはググってくれ。よく漫画で出てくる四天王の十人編成だと単純に解釈してくれればいい。三とか四、五とか十って何となくキリがいいのでこうなったのだろう。

ぶっちゃけ、この十本刀というのが個性派ぞろいだ。作者さんもよくこんなキャラ考えたなと感服なところだ。この個性派を偏ることなく見せ場をつくることで、この漫画は非常に魅力的なものになったと思う。エンジニアでチームを組んだ時も同じかもしれない。立場云々もあると思うが、ちゃんとそれぞれに見せ場つくってやれよと思う。

十人集まって、烏合の衆で終わるかチームとして成果を出すかはまとめる人の腕次第だ。エンジニアライフに何人コラムニストが集まったかは知らない。ぶっちゃけ、編集者さんは表立って何かしている訳でもない。しかし、陰でいろいろとコントロールしてくれている。いままで企画が潰れずにメディアとして成り立っていたのも、編集者さんの影の努力のおかげだと思う。感謝する。だが肉はおごらない。

強引にエンジニアのコラムっぽくまとめる

エンジニアが千人くらい集まると、一人か二人、必殺技チックな技法を持っている人がいることがある。そう人を集めてきて、十本刀的にチームを組んだとしよう。端から見ると「スゲぇ」チームだ。絶対結果がでそうな雰囲気が満々だ。だが、実際はお互いが個性を主張しあって空中分解する。単なるスキルや能力だけでチームを考えると、だいたいこうなる。

能力が高い人を選りすぐって集めれば物事なんでも上手くいくわけじゃない。それぞれの見せ場を作ったり、適切なタスクを割り振ったりと、細かい調整がいろいろと必要だ。実力のあるエンジニアほどハマりやすいポイントだが、個人が実力を発揮するにはチームでの調整が必要不可欠だ。個人の実力だと思っていたものが、必ずしも自分の努力の成果とも限らない。チームの後ろ盾で成り立っている要素だったりもする。

たぶん、私のコラムにしても他の媒体で書いたら問題作でしかないだろう。こういう世の中のはみ出し者みたいなのをうまく組み入れて、うまいこと枠を作って好き放題あばれさせてくれた。それがエンジニアライフだと思う。プロジェクトの運営にあてはめると、上手いことマネージメントできていたように思う。くそ真面目に溺れず、カオスに沈まず、今までよく存在し続けたものだ。

私もコラムを書くことで何か発信したいとか、自分の主義主張を人に訴えたいなど、そういう大義名分は無かった。ナチュラルに鼻をほじるようにコラムを書き続けてきた。本当に、文章を書く練習的なスタンスだ。そういうことで、普通の人とはかなり違う感性だったと思う。編集者さんもいろいろ手を焼いたことだろう。そういうことで、エンジニアライフの十周年にあたって、肉食系美人編集者さんに存分嫌がらせができたので私は満足です。

Comment(3)

コメント

母より

>肉食系美人編集者さんに存分嫌がらせができた
そういう事言ってるから結婚出来ないのですよ。

小学生じゃないんだから好きな子に意地悪で自己アピールするより
素直に焼き肉でもおごってアピールして口説くのが大人というものです。

コラムはもっと続けなさい。自分の為にも、人の世の為にも...

Anubis

> 母さん
コメントありがとう。でも本当はお肉おごってもらったんだ。「美味しかったよ」って今度伝えておくよ。今度はお肉食べた後に、美味しいスイーツでもごちそうしてみようと思う。


いろいろ大変だったけど、最近おちついてきてます。たまには頑張ってコラムも書いてみようと思います。

おごってません。

肉食編集です。
お二人は何か勘違いをされているようですが、焼肉のデザートはハンバーグです。
コラムは書きつづけてください。

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