いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

IT業界の閉塞感打開の切り札

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■コミケって凄いよな

 そういえば毎年お盆と年末に、東京でコミケが開かれる。あれって考えてみると凄い。何が凄いって、あれ、同人誌のイベントですよ?政治的なものでもないし、どっかの大御所集めたイベントでもない。あくまでアマチュア主導のお祭り事だ。思えば凄まじい集客力だ。日本の潜在的なコンテンツ力というのは膨大なものかもしれない。

 日本というのは不思議な国だ。規律を重んじて個性を抑圧しがちな社会性が強い反面、これだけ想像力豊かなイベントが開催される。どこからこの想像力が出てきているか不思議でならない。IT業界の業務で、この想像力が発揮されたら、何かがひっくり返るのではないかと思う。

■コミケの会場にて珍獣出没

 で、今回特筆したいのは、元エンジニアライフの美人(一応)編集者さんがコミケの会場に出没したらしい。

Ham

完全に場に馴染んでいますが、これでも初参加らしいです。本人も大いに楽しんでいたようです。

 ちなみにこの泥酔ハムスター(編集者さんの通称)さん、適応能力が凄まじい。どのような集団にも飛び込んでいき、仲良しになってしまうのだ。クセの強いIT業界で、いろいろなイベントに乱入し、見事に溶けこんでいる。

■そんな爆弾ハムスター(通称)も最初は躊躇したらしい

 本人曰く、五年前であればこういうイベントには絶対参加しなかっただろう。とのことだ。一応フォローしとくと、彼女は一応お嬢様だ。性格的に壊れていところもあるが、お嬢様っぽい感じの人だ。性格がブっ飛んでいるのを除けば、ありふれたOLさんと大きな違いは無い。

 そんな一般的な女性にとって、コミケとは想像もつかない怪しげな場所らしい。この爆弾ハムスター(通称)さんの素晴らしいところは、相手を先入観だけで判断せず、どういう人かをきちんと見るところだ。自分の知らない分野の人でも、きちんと話を聞いて受け入れられるところだ。

 流石に未知の領域に足を踏み入れる訳なので、爆弾ハムスター(通称)さんも最初は躊躇したようだ。しかし、アルコール無し(たぶん)で場に溶け込み、何か新しい気付きを得てきたようだ。ある意味、新たな分野に果敢に挑戦して成功体験を積み重ねている。

■受け入れる力量

 泥酔爆弾娘(通称)さんと話してみるとわかるのだが、人に対してのバリアみたいなものがあまり無い。そして自然体だ。(野生の珍獣なのだから自然だよね)そして、自分の分からない事は素直に聞いてくる。意外と知られていないが、一応努力家だ。しかも、その努力を鼻にかけることがない。こう書くとさぞ凄い人そうに見えるが、本人は単に脱力してるだけだ。

 そんな泥酔爆弾娘(通称)さんだが、実はIT業界の閉塞感を打開する鍵が隠されているように思う。もし、IT業界に泥酔爆弾娘(通称)さんのような柔軟さがあったらどうだろう。もうちょっと働きやすい業界になると思う。

 IT業界の閉塞感の原因は、トップクラスの頭の固さにあると思う。そういう人こそ泥酔爆弾娘(通称)さんのような柔軟さがあれば、確実に業界は変わると思う。柔軟さとは、ちゃらんぽらんな対応や、思考を放棄した決定ではない。相手を認めるところからスタートして、思考の選択肢を増やすことだ。

 泥酔爆弾娘(通称)さんは特別に知能が高いわけでも無い。高いのはアルコールを摂取したときのテンションだけだ。そんな普通(?)の女の子でもできることだ。そんな難しい事ではない。ちょいと肩の力を抜いて、人を受け入れてみよう。ズレていた歯車が噛み合って、成功へと繋がっていくんじゃないかと思う。

--おまけ--

 ちなみに、泥酔爆弾娘(通称)さんは現在、ねとらぼで活躍中です。ぜひ応援してあげてください。ただ、餌(アルコール)はむやみに与えないでください。事後ですが、エンジニアライフの同人誌も出したので、売り子さんしてくれたみたいです。もし、会いたくなった方がおりましたらこちらへどうぞ。似たようなのが沢山おります。可愛がってあげてください。

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