いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

あなたの○○、チン○○してませんか?

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★ 突然だがここでクイズだぁ! (゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ 

Q. 普段は内に秘めている、男にとって無くてはならない物ってなーーんだ? これがおっきい人もいるし、ちっちゃい人もいます。でも、おっきい人の方が男らしいって言われるよね!

■またまた釣らせていただきました!

A. それは志(こころざし)だ。

 コラムの題名に○がある。この○に適切な字を入れるとこうなる。

「あなたの思考、チン腐化してませんか?」

え? チン腐化じゃなくって陳腐化じゃないかって? 漢字も書けないのかって? 違います。露骨なひっかけです。そういうとこばかり目が行ってしまう人にこそ伝えたい内容なので、意図的に目を引くように仕向けてみた。

■そもそも志を勘違いしてないだろうか

 会社の社訓なんかで「志」なんて言葉、もしくはそれに類する言葉がよく入っている。で、その意味合いは会社の発展とか、競争に打ち勝っていこうと言ったニュアンスが含まれていることが多い。

 ここで問いたい。志というと、成長とか勝つことを連想しないだろうか? そこから繋がって、働く以上は成長しなければいけない。勝たなければいけない。そう考えてしまってはいないだろうか。もしそうなら、ちょっと注意して欲しい。

■その発想は誰のもの

 志の意味をここで調べてみたら、“ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標”と最初に出ている。ここに成長とか勝つという言葉はない。現状維持とか、戦術的撤退も、目標として設定すれば志として成り立つ。

 また、会社をやっていく上で成長とか勝つことだけでなく、社会貢献や納税、社員を幸せにするなど、いろいろな義務がある。そこを素っ飛ばして、経営者の願望をまんまと刷り込まれてる気がしてならない。刷り込まれた上に、それを自分の信念だと思い込でしまっているケースもある。

 ここで問題になるのが、このような観念に対して、どれだけの思索がなされたかということだ。思索の量が少なかったり、思索の方向が偏っていると、思考が陳腐化しやすくなるのだ。

■望む成果を得る為に

 よく、コラムを書いていると誤字、脱字を指摘して意気揚々としている人がいる。こういう人って、仕事できないんだろうなとつくづく思う。間違いがあってはいけない。そういう観念が強すぎると、間違いを恐れて思い切った決断ができなくなる。40~50代にそういう人が多いと感じます。それが日本がITで伸び悩む原因だと考えている。

 この世代に限らず、がちがちに仕事や技術に固執するタイプの人は多い。仕事や技術に対して、“こうあるべきだ”という観念にしばられると、新しい発想が浮かばなくなる。そうすると、時代の変化に適応できずに思考が陳腐化してしまう。

 観念にとらわれると、新しい発想が浮かびにくくなる。新しい発想が浮かばなくなると、経験を積んでも成長しなくなったり、知識を増やしても活かせなくなる。知識や経験の量も大事だが、その人がどういう観念を持っているか。結果を出したければ、そこを的確に見抜く必要があるのではないだろうか。

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